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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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362/371

362.駅名(4)

「そういえば、大島(おおじま)駅って『しま』じゃなくて『じま』って読むんだよね。」

「ボクも最初あれ?って思いました。新宿線では他に『町(まち)』の読み方でも戸惑いました。」

「そうそう。岩本町(いわもとちょう)と神保町(じんぼうちょう)は『ちょう』なのに、そこにはさまれた小川町(おがわまち)は『まち』読みなんだよね。」

「あれって不思議です。」


「市町村名の町(・)だと、『まち』読みは東日本、『ちょう』読みは西日本に多い傾向にあるんだったよね。」

「村(・)も、『むら』読みが普通だと思ってたけれど、九州の一部地域とか西日本の方には『そん』読みがあるんじゃなかった?」

「さすがに市(・)を『いち』って読むところはないですよね?」

「市立(しりつ)高校とかを『いちりつ』って言ったりはするけどね。」


「実は本八幡(もとやわた)駅も、最初『ほんはちまん』って読んじゃいました。」

「同じ字でも製鉄所で有名な九州の地名の方は『やは(・)た』って読むよね。」


「僕は新宿線だと馬喰横山(ばくろよこやま)駅、で良いよね?そこが苦手。」

「確かにちょっと読みにくい漢字だけど、苦手って言うほど?」

「接続してるJR側の駅は馬喰町(ばくろちょう)だったよね。」

「はい。そうですね。」

「似てるから、どっちがどっちだったか分からなくなる。」

「あれ、意外な弱点を発見。」

「おまけに、両方が混ざって馬喰横丁(ばくろよこちょう)になっちゃったりする。」

「なんとなくあるかも?って思えちゃうところがタチ悪いね。」

「新宿線の駅名だけで意外と盛り上がれるもんだね。」

「じゃ、次は丸ノ内線でやってみる?」

「今日はそういう趣向なんですか?」

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