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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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352/372

352.非鉄(15)

「ユウはシルバーウイークってどこか出かけた?」

「新宿まで買い物に行ったりしてました。」

「そっか、新宿まで地下鉄で一本なんだよね。」

「それと、台風の翌日は天気が良かったんで、住吉の猿江恩賜(さるえおんし)公園に行って日本庭園とか見てきました。」

「俺もその日は野川沿いに武蔵野公園、それから野川公園まで歩いた。」

「散歩日和でしたものね。だけど、久しぶりに暑くなっちゃいましたね。」

「それはね。でもちょっと秋っぽいかなって感じの良い天気だった。」

「ああ、それはボクも思いました。」

「公園からは調布飛行場まで足を延ばして飛行機見たりしてた。」

「歩いて行けるんですね。ボクは公園からはあちこち見ながら大島(おおじま)まで歩いて、お茶したり買い物したりしてから帰りました。」

「俺は帰りは、さすがにバスに乗って帰ったよ。」


「ねえねえ、なにふたりだけで盛り上がってるの。」

「だって、ナオはどうせどこも行ってないでしょ?」

「そう決めつけることないじゃない。」

「じゃ、どこか行ったの?」

「本屋さん。趣味誌買いに行ったよ。」

「そんだけ?」

「そんだけって、これだって立派な外出でしょ。」

「日にあたると灰か煙になって散っちゃうとか、そういうんじゃないですよね?」

「なに?その謎設定。」

「で、他には何かしてたの?」

「買って来た本読んだり。あと、台風の被害状況見てため息ついたりしてた。」

「今度の台風も、ものすごい大雨でしたね。」

「房総地区は、またまた大きな被害が出ちゃったし。」

「春合宿で行ったあたりも被害があって悲しいです。」

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