↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
PR
343/371

343.ロングレール(2)

「ロングレール敷設の条件ってどんなものがあるの?」

「ロングレールは最初、年間を通じて温度変化の少ないトンネル内で使用され始めたそうなんだ。」

「その方が伸び縮みをしにくいからだね。」

「やがて温度変化で伸縮するのは両端だけっていう特性がわかってきて、それに応じた条件のもとでトンネル以外の所でも採用されるようになった。」

「そういう経緯で広まったんだ。」


「ロングレールの伸縮しない中間部分は『不動区間』って呼ばれるんだけど、ここは動かないっていうだけで、温度変化の影響は『軸力(じくりょく)』として蓄積されてる。」

「バネをぎゅっと押し縮めた様子を想像したけど。」

「うん。それに近い。寒くて縮もうとしてるときは、ぐっと伸ばされた状態かな。」

「横からちょっと押したらバランスが崩れて弾(はじ)けたりしそうなイメージがあります。」

「まさにそのとおり。だから、そういうことが起きにくいように条件が設定されてる。」

「がっしりした構造じゃないとダメっぽい気がする。」


「まず使用するレールは新品かそれに近いもので、最低でも37kg(キロ)レール以上、トンネル外では50kg(キロ)レール以上が望ましい。」

「それってレール1m(メートル)あたりの重さだっけ。」

「そう。それから曲線半径は資料によって違うけど、600m(メートル)とか1000m(メートル)以上ってなってる。条件を良くしても300m(メートル)あたりが限界らしい。」

「結構幅があるんだね。」

「たぶん線路の構造にもよるんだと思う。軸力に対抗するのが主に『道床抵抗力』なんだけど、その強さで変わってくるんじゃないかな。」

「バラストよりスラブ軌道の方が小さな半径に耐えられるとか、そんな感じ?」

「そんな感じ。」

「今聞いただけでも、ローカル線のロングレール化って難しそうだね。」

「カーブの大きさとか、レールや道床とか、新しく線路を敷きなおすぐらいの作業になりそうです。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。