320.新幹線(5)
「新幹線って多い時は通勤電車並みの本数で走ってない?」
「現在の東海道新幹線は東京駅を3分間隔で発着してて、1時間あたり片道最大17本まで運転可能になってる。」
「ひょっとして昼間の山手線より多くありません?」
「東北新幹線も東京を4分間隔で発着してて、大宮までは1時間あたり片道最大15本まで運転可能。」
「その区間は各線からの列車が合流してくるから、増発の余地がほとんど無いって聞いたことがある。」
「3分間隔っていうと、東海道新幹線は1時間あたり最大20本まで運転できちゃったりするんですか?」
「どうだろう。『ひかり』や『こだま』を追い抜くのには、運転間隔の余裕ってのも必要そうじゃない?東北・上越新幹線は大宮で枝分かれするから列車密度が下がって問題なさそうだけど。」
「ならたとえば全部『のぞみ』にしちゃって、追い抜きが無ければ可能なのかな。並行ダイヤってのがあったよね。」
「可能性としてはできるかもね。だけど、回送列車なんかがあるかもだし、やっぱり20本フルの運転は難しいんじゃない?」
「それにしても、東海道新幹線と、東北新幹線や上越新幹線なんかって、東京駅を境に印象が違い過ぎるよね。」
「そういうのを見ちゃってるから、本格的に直通運転をしてる状況ってのを想像するのが難しい。」
「今のイメージのままで直通したら、木に竹を接いだような感じになっちゃいそうですね。」
「東海道新幹線側はN700系列の16両編成で統一してる。東北新幹線側は方面ごとに形式も両数も違ってる。」
「山手線みたいに同じような電車ばかりなのと、東急東横線とか目黒線みたいに電車の種類と両数がばらばらなのと。しかも、どっちもひっきりなしに走ってるんだよね。」
「それがいきなり相互直通運転を始めた日には、軽くみてもカオスだろうね。」
「そこを押して直通運転を開始してたとしら、どっち寄りになってたんでしょう。」
「多分東海道新幹線の16両編成が基本になったんじゃないかな。東北新幹線の盛岡までと上越新幹線は16両編成に対応できてるし。」
「新幹線って昔は趣味対象としては、まるで相手にされてなかったらしいよ。」
「そうなんですか?」
「国鉄在来線や私鉄の方で個性的な車両がいろいろと走ってたから、0系だけが規則正しく行ったり来たりしてたのは面白味に欠けたみたい。」
「たしかに昔の鉄道の写真を見ると、当時の車両って魑魅魍魎感があるよね。」




