292.ホームドア(4)
「ホームドアって呼び始めたのはいつ頃からなんだろう。」
「日本では1980年頃だったかな?そのころに開業した神戸のポートライナーとか、大阪のニュートラムが導入した時が最初みたい。」
「どっちも新交通システムだね。」
「無人運転での安全を確保するために、ホーム全体を壁で囲むことで線路と完全に分離して、乗降の時だけドアを開ける仕組みにした。」
「ゆりかもめもそうだったね。」
「当時はこういうのだけをホームドアって呼んで、現在の可動式ホーム柵とは別物っていう扱いだったみたいだよ。」
「そうなんだ。」
「その後、交通バリアフリー法が施行されると、各事業者やメーカーが様々なタイプの装置を試行した。」
「JRでも駅によっていくつかのタイプがあるよね。」
「設置するホームの強度との兼ね合いなんかがあるみたい。」
「バーが上がる方式とかもあったよね。どこかで実用化されてるのかな?」
「ロープが上がるとかもね。ドア位置が異なる場合に対応できるから、特急も停車する駅なんかで使われてるみたい。」
「可動式ホーム柵でも扉の開く位置を変えられるのとかあったよね。」
「編成両数の差に対応してるのもあるよ。」
「今後整備される中央線の新宿とか立川は、どういう方式で特急の停車に対応するのかは興味あるね。」
「現在の『ホームドア』っていう言葉は、そうしたいろんな方式のものを含めた総称になってるね。」
「いろんな方式ができたから、一番呼びやすくてわかりやすい言い方に落ち着いたのかもしれませんね。」
「可動式ホーム柵は英語だと何て言うんだろう。」
「柵だからフェンス?」
「何だか弱そうだね。」
「前に気になって調べたことがあるけど、いろんな言い方が出て来て、これだってのはわからなかったよ。」
「ホームドアもいくつかの言い方がありましたしね。」
「まだ、言い回しが固まってないってことなのかな。」




