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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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289/390

289.旅行計画(3-8)

「木造(きづくり)駅、俺も行ってみたいなぁ。」

「行程には組み込めそうにないんですか?」

「ナオはどんな予定にしてるの?」


「えっとね、初日は常磐線の勝田まで行って、ひたちなか海浜鉄道に乗ったり、那珂湊港で魚食べたり。それからフェリーで苫小牧に向かう。」

「ホントにやるんだ。」

「うん。で、苫小牧には翌日の昼過ぎに到着して、その日は室蘭か洞爺まで移動して一泊する予定。」

「その日は移動だけ?」

「苫小牧入港が14時過ぎちゃうから、どこかへ寄るにはちょっとだけ遅いし。逆にその気になれば当日中に函館まで行けちゃうんだけど、それだとつまんないでしょ。」

「せっかく北海道まで行くんだもんね。」


「なので、その日は移動日に徹して、翌日は洞爺湖、それから昭和新山と有珠山を見に行くつもり。」

「あ、それ良いですね。」

「そのあとは洞爺から特急で函館まで来て、函館山で夜景を見てからもう一泊。翌朝のフェリーで青森に渡って、弘前で合流するって感じ。」

「なるほど。」

「だったんだけど、青森を早く出て木造駅まで往復できないかなって考え中。」

「頑張って検討してくれたまへ。」


「う~ん、無理そう。青森から五所川原まで行くバスも見てみたけど間に合わないや。」

「ひとつ早いフェリーだとどうなの?」

「その前の便だと日の出前の出航なんだよね。やっぱり明るい時に乗りたいからさ。」

「ああ、それはわかる。」


「あ、これなら…。」

「何か気付いたらしい。」

「うん。青函航路って、2社運航なんだよ。もう一社の便だと1時間早いから乗り継げそう。いや乗り継ぐ!」

「(何だかメラメラ燃えてるね。)」

「(仲間はずれが嫌なんじゃないですか?)」

「それじゃあ、帰りの『はやぶさ』は僕が買っとく。でも割引で買えなくても勘弁してね。」

「ボクはとりあえず行きの『こまち』と2日目の『リゾートしらかみ』の指定席を買っとけば大丈夫かな。」

「予約の受付開始が試験期間中になるから、そこだけ注意しとかないとだね。」

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