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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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284/390

284.旅行計画(3-3)

「五能線で寄ってみたいところってどこなの?」

「『十二湖』と『黄金崎不老ふ死(こがねさきふろうふし)温泉』です。」

「ああ、どっちも良いね。だけど両方は無理なんでしょ?」

「ところが、行こうと思えばできちゃいそうなんですよ。」

「そうなの?」

「まず朝の1号で十二湖に寄って、それから3号で温泉に寄って、その後は5号に乗って五所川原まで来れちゃうんです。」

「へえそうなんだ。ねえトモ、ちょっと確認してみてよ。」


「確かに両方行けちゃうみたい。でも、さすがにそれはどうかとも思う。」」

「そうですよね。特に十二湖駅から温泉の送迎があるウェスパ椿山(つばきやま)駅までなんか、10分くらいしか乗らないのに指定席券買わなくちゃです。」

「それはちょっと考えちゃうね。普通列車だとダメなのかな?」

「普通列車だと十二湖へ行くバスの接続が無かった。『リゾートしらかみ』ありきの運行になってる。」


「ならば、こう考えちゃうのはどう?観光地のバスって結構高い(良いお値段)でしょ。そういうのを使ったって思えない?」

「それでもせいぜいが300円とか400円くらいでしょ。JR東日本の観光列車はたしか840円だっかたな?さすがに、ちょっと負担だと思う。」

「値段もですけれど、せっかく乗った列車をすぐに降りちゃうのがもったいない気がします。」

「うん。まあ確かにそうかもね。特急『あずさ』に東京で乗って新宿で降りちゃうような感じかな。」

「これはまた極端な例だ。」

「そういえば、昔は『蜃気楼ダイヤ』ってのがあったって聞いたことがある。」

「どういうの?」

「十二湖とか深浦とかの駅で下車観光している間に一旦列車が引き返して、それぞれの駅でまた同じ列車として(・・・・・・・)乗れるっていうの。」

「それがあったら便利だったのにね。」

「今の3往復体制になったから、やめたらしいよ。」

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