281.夏合宿(3)
「夏合宿、弘前になりましたね。」
「ユウの行きたかった五能線にはぴったりじゃない。」
「俺の希望した名古屋も候補には残ってたのに。無念。」
「名古屋を回ってきても構わないんだし止めないよ。」
「そこまではしないって。」
「それにしても弘前あたりなら、本当に北海道回ってくるひと居そうですね。」
「もちろんそういう意図もあるんでしょ。僕は奥羽線経由で行くつもりだけど。」
「ボクは断然五能線ですね。あとは角館にも寄ってみたいです。」
「きっぷを何使うかも悩むよね。」
「僕は18きっぷ一択で。でも帰りは夜行バスか、新青森まで出て新幹線かな。」
「そうだ、大洗から苫小牧までフェリーで行くってのどうだろう。」
「さすが船好き。」
「さっそく北海道へ行くかもな人が現れちゃいました。」
「ついでに函館から青森へも船で渡ったら。」
「それもよさそう。青函連絡船を偲んでのコースだね。」
「ちょっと心配なのは台風とかですね。最近は大雨災害で不通になったりすることも多いですから。」
「奥羽線は新庄周辺とかで被害にあいやすいから、代わりのコースも考えておこう。」
「船も台風来ちゃったら困るなぁ。代わりのコース考えられるかなぁ。」
「そうだね。あと五能線も雨規制とかなりやすいから、ユウも代案用意しておいた方が良いと思うよ。」
「それにしても、この時期の発表って罠だよね。」
「試験期間の直前ですからね。」
「こういうときほど、他のことやりたくなっちゃう。」
「だけどさ、試験期間終わってからだと、もう1か月前になっちゃう。宿の手配とか列車の予約なんかを考えたら厳しい。」
「去年はもう少し早い発表だったと思ったんだけどな。」




