272.東京都交通局(2)
「東京メトロは路線ごとの差ってここまでは無かったんじゃない?」
「う~ん、それでも初期に開業した銀座線と丸ノ内線は標準軌で第三軌条方式だから、他の路線との乗り入れはできないよ。」
「そっか。」
「まあ、銀座線から丸ノ内線へは赤坂見附で行くことができるし、それ以外だと有楽町線は副都心線と行き来できて、千代田線や南北線とも連絡線でつながってるけどね。」
「それって工場に行くためだっけ。」
「うん。一時期はこの連絡線を使った臨時列車も走ったことがあるそうだよ。」
「へえ。そんなこともしてたんですか。」
「都営地下鉄ではできないね。」
「ところがですねぇ、大江戸線の車両も浅草線の西馬込駅近くにある車両工場で検査をするから、そこまでは行き来をしてるよ。」
「え?浅草線を走るんですか?」
「さっきも言ったとおり、軌間はいっしょだからね。大江戸線の汐留から浅草線の大門方面に行く連絡線も、そのために新設されたし。」
「でも浅草線内はどうやって走ってるんですか?地上の何とかプレートってのは無いんですよね?」
「専用の電気機関車を導入してこれが牽引してる。大江戸線に入れる車体の大きさで、リニアモーターじゃなくて普通のモーターを使って走ってる。」
「逆に大江戸線内は車体の大きささえ許せば普通のモーターでも走れるんだ。」
「うん。お客さんの乗り降りが無い機関車だから床を低くする必要がなくて、普通のモーターを搭載する床下の高さを確保できるんだよ。」
「なるほど。そういうことなんだ。」
「東京都交通局は他に日暮里・舎人ライナーもあるけれど、これは新交通システムだからやっぱり他の路線を走れない。」
「そういえば、上野動物園で走ってたモノレールも東京都の路線だったっけ。」
「廃止になった上野懸垂線だね。これは懸垂式のモノレールだった。」
「なるほど。みごとにバラバラなんですね。」




