270.信号(16)
「信号機の話、第二回戦はボクも参加できました。」
「やっぱり言葉だけじゃなくて、実際の画像を見ながらだとイメージしやすいよね。」
「言葉だけで説明する限界を感じつつあるよ。」
「まあ、頑張ってくれたまえ。わはははは。」
「うざ。」
「そういえば、これまではJR東日本の場合っていうことで話してもらいましたけど、他の会社だと違うんですか?」
「うん。信号機の名前の書き方とか、閉そく信号機の番号の付け方とか、それぞれいろんな方式があるよ。」
「どういうのがあるんでしょう。」
「例えば西武の場合だと、閉そく信号機の番号に信号機の建植位置を使ってる。」
「へえ、そうなんだ。どんな感じに付けるの?」
「キロ程位置を100m単位にした数をもとにして、下りは奇数、上りは偶数の番号を付ける。」
「へえ。下りは奇数、上りは偶数って、列車番号だけじゃないんだ。」
「でも、都合よく奇数とか偶数になるわけじゃないですよね。」
「なので、6k510mに建ってるとしたら、下り線は『65』、上り線なら例えば1を引いて『64』を使うって感じ。」
「なるほどです。」
「西武の場合は、書き方もJRと違ってて、白色の信号柱に黒色で直接『65』っていう数字を縦書きにしてる。『出発』とか『場内』も似た感じ。」
「今度見てみよう。」
「もちろんJR東日本と似た付け方の所もあるし、起点側から下り線なら1、3、5、上りなら2、4、6と順番に付けるような所もある。会社ごとに見比べてみると面白いと思うよ。」
「今度の週末に京成線を見に行ってみようと思います。」
「前面展望の動画は便利だけど、トモのものぐさが加速しそうな気がする。」
「たしかに便利だけどさ、必ずしも最新の状態とは限らないし、確認したいところに限って見えなかったりするから、やっぱりフィールドワークは必要だよ。」
「トモから外出に前向きな発言を聞けるとは思わなかったよ。」




