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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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270/391

270.信号(16)

「信号機の話、第二回戦はボクも参加できました。」

「やっぱり言葉だけじゃなくて、実際の画像(え)を見ながらだとイメージしやすいよね。」

「言葉だけで説明する限界を感じつつあるよ。」

「まあ、頑張ってくれたまえ。わはははは。」

「うざ。」


「そういえば、これまではJR東日本の場合っていうことで話してもらいましたけど、他の会社だと違うんですか?」

「うん。信号機の名前の書き方とか、閉そく信号機の番号の付け方とか、それぞれいろんな方式があるよ。」

「どういうのがあるんでしょう。」

「例えば西武の場合だと、閉そく信号機の番号に信号機の建植位置を使ってる。」

「へえ、そうなんだ。どんな感じに付けるの?」

「キロ程位置を100m(メートル)単位にした数をもとにして、下りは奇数、上りは偶数の番号を付ける。」

「へえ。下りは奇数、上りは偶数って、列車番号だけじゃないんだ。」

「でも、都合よく奇数とか偶数になるわけじゃないですよね。」

「なので、6k(キロ)510m(メートル)に建ってるとしたら、下り線は『65』、上り線なら例えば1を引いて『64』を使うって感じ。」

「なるほどです。」

「西武の場合は、書き方もJRと違ってて、白色の信号柱に黒色で直接『65』っていう数字を縦書きにしてる。『出発』とか『場内』も似た感じ。」

「今度見てみよう。」


「もちろんJR東日本と似た付け方の所もあるし、起点側から下り線なら1、3、5、上りなら2、4、6と順番に付けるような所もある。会社ごとに見比べてみると面白いと思うよ。」

「今度の週末に京成線を見に行ってみようと思います。」

「前面展望の動画は便利だけど、トモのものぐさ(・・・・)が加速しそうな気がする。」

「たしかに便利だけどさ、必ずしも最新の状態とは限らないし、確認したいところに限って見えなかったりするから、やっぱりフィールドワークは必要だよ。」

「トモから外出に前向きな発言を聞けるとは思わなかったよ。」

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