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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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263/391

263.信号(10)

「信号機の名前?について教えてほしい。」

「名前っていうと出発信号機とか場内信号機とか?」

「その信号機に『本出』とか書いた板がついてるじゃない。」

「ああ、黒い長方形の板に白い文字で書いてあるやつね。」

「そうそう。『一とか二(漢数字)』だの『1とか2(アラビア数字)』、あと『西武』なんて書いたのもある。」

「そういうことね。」

「お願いします。」


「まずは信号機のおさらい(・・・・)から。駅に進入するところに『場内信号機』、駅から進出するところに『出発信号機』があるよね。」

「この組み合わせが基本だよね。」

「駅間の列車が1本だけならこれでも十分だけど、複数の列車を走らせようとしたら駅の間を複数の区間に区切る。」

「『閉そく区間』だっけ。そういえば漢字だとどう書くの?」

「閉(と)じて塞(ふさ)ぐって書いて『閉塞(へいそく)』。この閉そく区間へ進入するところにあるのが『閉そく信号機』。」

「あの数字だけ書いてある信号機だよね。」


「JR東日本の場合、列車から見て場内信号機の手前にあるのを第1号、そこから列車の後方に向かって第2号、第3号って番号を振ってる。」

「うん。車内から見てると走って行くにつれて番号がカウントダウンしてくから、次の場内信号機までの目安になる。」

「その番号を書いてあるのが『閉そく信号標識』っていう。」

「アラビア数字だけ書いてあるシンプルな標識だね。」

「信号を喚呼する場合は『第1閉そく注意』みたいな言い方になる。」

「ユウが静かだ。」

「お二人の世界に割って入る隙がみつけられなくて。」

「まさか僕たちをネタに妄想を?」

「ユウが腐りはじめた!?」

「いえいえ腐女子的な(そーゆー)ことではありませんから。」

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