240.リニア(5)
「リニアモーターカーで使ってる『同期型』と『誘導型』ってのは、どういう風に使い分けてるの?」
「その説明は少し置いといて、用語の紹介をするよ。」
「なかなか核心にたどり着けないね。」
「『同期型』は『Linear Synchronous Motor』。Synchronousが同期の意味。」
「ふむふむ?」
「『誘導型』は『Linear Induction Motor』。Inductionが誘導の意味。」
「なるほど?」
「前者は『LSM』、後者は『LIM』とも呼ばれる。」
「あ、リムトレインのリムは、ここからきてるんだね。」
「それから、さっき説明した回転式のモーターの『固定子側』っていうのは、リニアモーターカーでいうと『地上側』になる。」
「じゃあ、『回転子側』は『車上側』って言い方で良いのかな。」
「そう。リニアモーターカーは、車上側と地上側の装置が一組のモーターになって動くっていう仕組み。」
「そういうことなんですね。」
「更になんだけど『磁場』、動力装置的に言えば『磁界』かな?その制御を行う方を『一次側』、それが作用する方を『二次側』って言うんだって。」
「一次側は電磁石を使ってて、二次側は同期型なら電磁石、誘導型なら…、何でしたっけ。」
「導体ね。」
「そう、その導体ってものを使ってるっていう事ですね。」
「固定子と回転子、地上と車上、どちらを一次側にするかは決まってるってわけじゃないんですか。」
「うん。そのモーターの使われ方とか特性を考えて適したものが選ばれてる。」




