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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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233/391

233.新歓合宿(5)

「昨日(きのう)の見学会も、楽しかったです。」

「なかなか個人で訪れるのは難しいからね。イベントなんかで公開する機会もあるけれど。」

「学校のサークルなんかの団体だと受け入れてもらえることが多いんだって。」

「それでも、絶対無理な会社さんとかもあるし。今回の会社さんは親切に対応してもらえたね。」


「それで昨夜は、同期とか先輩たちとちゃんと交流できた?」

「はい。グループチャットでのやりとりはしてましたし。最初は遠慮がちな雰囲気もありましたけど、話し始めると意外と違和感なく馴染めました。」

「なら、やっぱりみんなに部室にも来てもらいたいなぁ。」

「むしろ今までどおりで変化なし、ってなりそうな気がします。」


「ところで先輩たちの『飲酒の結果(醜態)』は引かなかった?」

「べろんべろんな酔っ払いは、実家の方で見慣れてるんで。」

「それで手慣れてたんだ。」

「あの『呑みませんワッペン』と『呑ませてワッペン』が可愛かったですね。しかも名札になってるし。」

「ああいうのを用意してくれる世話好きな先輩が居るんだよ。」

「自分でデザインして、印刷して作るらしいよ。」


「二日酔いの先輩方も『外れくじ引いた人(お世話係)』が付き添ってグリーン車で帰途についたから安心ですね。」

「『都心までグリーン車で回送できる』っていう宿選びの条件、意味あったでしょ。」

「はい。」


「それで、昨日の高速バスに続いて、今日も付き合ってもらっちゃったけど、良かったのかな。」

「ナオの欲望全開の行程になっちゃってるじゃない。」

「海ほたるには寄れなかったけど、東京湾アクアラインを通ったのも面白かったですし、今日の鋸山(のこぎりやま)とかフェリーも楽しみです。」

「あ、海見えた。」

「ほんとだ。今日は曇っちゃったけど、雨にはならないで良かったです。」

「午後には晴れてくるみたいだしね。」

「僕の日頃の行いだね。感謝してくれて構わないよ。」

「トモのその謎の自信はどこから?」

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