228.JR貨物(2)
「JR貨物が自社で持ってる路線ってどのくらいあるんですか?」
「全部合わせて50kmもなかったはず。たしか30kmくらいだったかな?」
「ほんとに少ないんですね。」
「民営化のころ鉄道貨物輸送は斜陽化してたそうだから、なるべく多くの路線を旅客会社に保有させて、JR貨物の負担を減らそうとしたみたい。」
「そういう路線って、どんなところがあるんですか?」
「そうだなぁ。関東近辺にはどこかあったかな?王子から北王子の区間は廃止になっちゃったし…。」
「こういう時はネットで調べちゃおうよ。」
「そうだね。えっと…、このJR貨物の路線のうち、『第一種鉄道事業路線』ってまとめてあるのがそう。秋田港、石巻港、酒田港、東新潟港、…港湾部に行く支線が多いね。」
「1、2、3、…9区間しかないんですね。それにどれも数キロしかない。」
「この土崎から秋田港の区間って、7月で廃止になっちゃうんだ。」
「ところで、路線としてはこれだけしかないけれど、JR貨物が保有してる線路は結構あるんだよ。」
「東京貨物ターミナルみたいな貨物駅じゃない?貨物用の線路がたくさんあるよね。」
「そう。それ以外でも、貨物の取り扱いがある駅の構内にはJR貨物が保有してる線路がある。」
「あ、南松本駅はどうですか?いつもコンテナとか石油を積んだ貨車が停まってます。」
「うん。あそこなんかは、ほとんどの線路がJR貨物の保有だと思うよ。」
「へえ。そうなんですね。」
「部室には持ってきてないけど、貨物時刻表に載ってる駅の構内図には会社ごとの保有区分が書いてあるよ。」
「JR貨物の保有する路線って、それこそは普通の人は乗れないんでしょうね。」
「今は廃止になった敦賀港駅とか、さっき書いてあった廃止予定の秋田港駅への路線では、期間限定の臨時列車を運転した例があるよ。」
「秋田港駅は寄港したクルーズ船のお客さんを乗せて走ったんだよね。」
「乗降用のホームが建設されて、昨年も乗車体験会が開催されたらしい。本業の貨物列車が数年前から走ってないから廃止されることになっちゃったけどね。」




