224.橋(1)
「JR中央線なんかの高架橋って『ラーメン橋』って言うんだったよね?」
「そう。鉄道の高架橋で良く使われてるのは『連続ラーメン橋』っていう種類だね。」
「もちろん食べ物のラーメンとは違うんだろうけど、これってどういう言葉なの?」
「『Rahmen』ってドイツ語なんだって。枠とか骨組みとかの意味らしいよ。」
「ドイツ語なんだ。言われてみればなんとなく骨組みって感じかも?」
「英訳ではframeって言葉が使われてたと思った。」
「ついでにラーメン橋についての説明もお願いします。」
「お願いされました。普通の橋は『橋台』とか『橋脚』の上に『橋桁』を渡して造るでしょ。」
「あー、言いたいことはわかるんだけど、橋台と橋脚ってどう違うの?」
「いわゆる橋って言われて思い浮かべる『橋桁』の部分は大丈夫だよね。」
「うん。」
「『橋台』は橋桁を支える最初と最後の所で、『アバットメント』とも言う。」
「じゃあ、途中にあるのが『橋脚』だ。脚って三脚とかで使われてる足の意味の言葉だよね。」
「そう。こっちは『ピア』とも言う。たまに橋脚に『P○』なんて書いてある場合があるよ。」
「へえ。」
「で、ラーメン橋ってのは、橋台や橋脚にあたる柱の部分と橋桁が一体になった、ラーメン構造ってのになってる橋のこと。」
「そういう構造があるんですか。」
「橋桁が一体になってる構造だから地震でも橋桁が落ちるってことが無くて、構造的にも耐震性を高くできるんだって。」
「なら、日本の鉄道にはピッタリなんだ。」
「通常は柱の間隔をあまり長くとらずに林立するって感じになるのがネックだけど、最近はデザインにも力を入れてるみたいだよ。」
「たしかに三鷹までの古い区間と、武蔵小金井の方の新しい区間だと雰囲気が違うね。」
「なんて話をしてたらラーメン食べたくなってこない?」
「いや、そこからの連想で餃子とチャーハンに中華スープな気分。」
「ひょっとしてラーメン食べたくてそんな話を始めたんですか?」




