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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
204/206

204.まくらぎ(6)

「コンクリートまくらぎへの交換のところで、数本に1本の割合での部分交換を含むって書いてある。紀州鉄道のはこれだったんだね。」

「全部交換する半分くらいの費用で済むってことでしょうか。」

「道床の劣化やレールの摩耗と変位なんかもあると、まくらぎだけじゃ済まないけどね。」

「いすみ鉄道の運転再開に時間がかかってるのは、そういう状態なのかな。」

「そうかもね。」


「そういえば、こっちに来てから木の枕木って見てないかもです。」

東京都心(このあたり)だと木まくらぎはどこに残ってるだろう?って感じだよね。」

「それもあるから文字で書くときは『まくらぎ(ひらがな)』を使うようになってるよ。」

「たしかにコンクリートばかりなのに木って字を使うのは変ですね。」


「木のまくらぎって、もう新しくは使われないのかな。」

「どうなんだろうね。防腐処理に使ってた『クレオソート油』に発がん性のある物質が含まれてるってことで、別の防腐剤を使うようになって価格が上がっちゃったって話は聞いたよ。」

「そういう事情もあるんだ。」

「そうやって安全性を高めた木まくらぎは、線路よりも園芸店なんかのが見る機会があるんじゃない?」

「あ、そういえば花壇とか、あとお店の内装なんかにも使ってますよね。」


「クレオソートって、香りの強烈なお腹の薬に使ってなかった?大丈夫なの?」

「あれは植物由来で正式には『(もく)クレオソート』って言うらしいよ。」

「防腐剤に使ってるのとは別物なんですか?」

「うん。『クレオソート()』は石油…、じゃなくて石炭を原料にしたコールタールから作ってるって。」

「エチルアルコールとメチルアルコールの関係みたいな?」

「ん?そうなのかな?」

「トモはお部屋のインテリアに木まくらぎ買ったりしないの?」

「そういう物欲は無い。」

「『フワフワまくらぎ抱き枕』とかあったらどうですか?」

「あ、それ良いかもしれない。」

「ユウもトモの扱いに慣れてきたみたいだね。」

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