表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミルヒ  作者: ハルマツイブキ
6/13

12月7日

中井くんは年明けに食事に行くことになったらしい。しかし、メールでは雑談が上手くいかないらしかった。

これはいい金づる扱いされてるのか?と邪推したが私にはどうでもよいことだったので深くは考えなかった。合コンは上手くいかなかったのでーーもちろんうまくいくはずがないのだがーー誰かに女の子を紹介してもらおうかという考えに至った。

さんざん言ってきたことだが、私は清水さん一筋である。しかし清水さんにいつまで執着していてもよい結果になるとは思えない。ストーカーになる未来まで見える。それならば清水さんを諦めるのが得策である。ではどうするか、清水さんを上回る女の子に出会えばよいのである。という思考が私の中にあるため、合コンや紹介してもらうことに積極的であるということをご承知願いたい。

このSNS全盛のご時世、可愛い女の子の写真などインターネットにはいくらでも存在している。それは決してアイドルのような遠い存在ではなく、友達の友達のような近い存在でも同様である。SNSに投稿されている写真から、友達の可愛い友達を見つけ、紹介してもらうという手段もこの時代には可能になってしまった。よい時代である。

私はアルバイトの女の子から紹介してもらうことに成功した。名を佐竹さんという。佐竹さんとはSNS上の方が会話が多いというそれほど仲のよくない関係ではあるが、それでも紹介してくれるという人のよさを持ち合わせていた。

そしてその紹介してくれた女の子とメールをすることになった。しかしメールとは難儀なものだ。表情や微妙な言い回しができず、文字だけでのやり取りになるので、ユーモラスな会話ができない。もしメールで面白い会話ができる人がいるのならその人は余程のユーモラスに溢れている。自信をもっていい。つまり、私はその女の子を退屈させてしまったようなのだ。それは文字だけの世界からでも伝わってきた。

これはいけないと思い、急いで食事に誘った。そしてなんとか食事に誘うことには成功した。メールは必要事項だけに限るべきだなあと思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ