第十五話
だいぶ間が空いてしまいました…ごめんなさい。とりあえず、久々に投稿します!!
15.
「ま、私は私の好きなようにするし?…というか、登城許可は下りてるから行くけどね」
数日前の登城許可書には期限は書いてなかった。少々強引だが緊急事態だし、大目に見てもらうとしよう。
「なんなら、一緒に来る?早いよ?」
『無効化体質』ならまだしも、人一人くらいなら簡単に移動できる。
返事も聞かず、指を鳴らした。
一番の感想は『最悪』の言葉に尽きた。
「何これ…」
改めて、森で感じたのは本の一部であったことを思い知らされた。立ち込めるというより、腐臭そのものといえる。
「奥の扉が、寝室ね」
後ろにいる従者は咳き込む。
「外に出てた方がいいんじゃない?あてられてる」
普通なら対象以外には危害が加わるものじゃないんだけど、明らかに苦しんでいる。それなら、セルはどうなるのだろう。
「行、き…ますっ」
「そ」
根性はあるらしい。
「誰!?」
部屋に入れば金髪の少女が寝台の傍らにいた。
「…医者、みたいなものだよ」
明らかに警戒されている…当然だが。
「信じられないわね」
こんなときに押し問答する暇は持ち合わせていないのだが。
「あんた、魔女でしょ!!」
「そうだけど、魔女差別してる暇があったらこの人の様子見せてもらえるかな」
いくらなんでも死んじゃうよ?
「ナズナ、俺たちでは無理だ…信じよう」
「グダグダ言ってると手遅れになるわよ」
畳みかけるように彼女に言うと無言でその場を開けた。
掛け布団をはぎ取り、腕を取る。
「爛れてるわね」
痛々しい傷跡を見て、思わず自分の腕をさする。
「もう少し、我慢してよね」
春月、お城に乗り込んじゃいました。何だかんだ言ってもセルのことを心配してるし、中途半端してる自分にも腹立ってるしって感じです。
今回も読んでくださった貴方に感謝です。
良ければ次回も読んでください!!




