第十三話
今回も短いです。ごめんなさい。
血が出てくるので念のために制限掛けさせてもらいました。途中からすみません。
13.
「双子は不吉…」
ダレス国の姫君は双子として生まれた。
「双子はそっくりだったけれど」
決して間違えることはなかった。
「一人は魔術を受け付けない黒曜石、もう一人は」
「嘘を許さぬ業火…紅玉。お前は誰からも受け入れられなかった」
元から魔術嫌いだった王は魔力に侵された私を見限り、その場で消そうと剣を振り下ろした。
けれど、血に染まったのは妃、つまり母だった。
「お前は生まれた瞬間に父に憎まれ、母の生血を浴びた…穢れた子供」
私の身を守ろうとした母は死にはしなかったものの、右腕を失くした。
「王は喜んでお前を差し出した」
母は姉と同じように私を愛した。『真実の瞳』を持つ私の前でもソレは揺らがなかった。
「世間には王の子は白雪だけ。お前を消すのは容易かった」
「本当はこの世から消す筈だったでしょうに…念入りに私の体に呪いをかけて」
「…」
悔しそうにした唇を噛締め、黙り込むのを見やり、嘲笑って見せた。
「貴方と私の力は格が違う…分かってるんでしょう?」
私の瞳が見透かした真実が漏れることを恐れた…だから恐れ、殺そうとした。
呪いは身に帰ることが鉄則だ。
「貴方に予知を…と言うより、警告をして差し上げましょう」
-漆黒が瞳を閉じれば貴方の灯は掻き消える
「手を出さないことね」
パチンと手を鳴らせば王妃はいなくなった。けれど、不快感は消えない。
「もう、終わらせるから…待っててね」
お疲れさまでした!拙い文章にお付き合いいただき、本当にありがとうございます!!もっと精進させてもらいますので、次回もお願いします。




