第54話「ビッグ・ジャンパー。」
...ここでじっとしててもアイスは食べられない。
「やってみよう...!」
「ほ、ほんとにやるの...?」
ジャンプの構えをとる。
「ふう...」
よし...!行くぜ!!!
「はぁっ!!!」
た、高いぃ!!!ワンダーなら平気なのに!
「足で、着地...!」
渋滞の道路を飛び越え、向かいの道へ。
プシュー...
怪我はない。衝撃もない。
プシューって音は衝撃を吸収する機構が働いてるんだろうけど...
よくこんなものを作れるなぁ...
「きゃあああ!!!!」
プシュー...
ミヨも道路を渡ることができた。
人生で1番衝撃的な道路の渡り方だった...
「ん...?」
リングが光ってる...靴も所々が同じ色に光る...
「え?まさか...」
「これ...キ石の力なのか...?」
なんなんだあのじいさん!!
「アイス美味しかったね。」
「この時期に食うと尚更な。」
アイスを食べたあとのミヨはいつもすごく幸せそうな顔をする。なんだか毎回見入ってしまう。
「君たち。」
「...!?」
後ろを振り返るとあのじいさん。めっちゃビビった...
「どうだったかの?儂の作った靴は。」
やっぱりこのじいさんが...
「あの、どうしてこんなものを?」
「それはな...儂は研究者じゃからのぅ。」
研究...なんの...?
「その靴はお前たちにやろう。じゃあの。」
また急に消える気か...いや、足速っ!
「あのおじいさんも靴履いてるんだね...」
「なんだったんだ...」
俺は今帰路を歩いている。
「この靴使えば...」
ひとっ飛びで家に帰れるのでは!?
「やってみっか...」
構えをとる...行くぜ!!!
「あ、あれ!?低いぞ!!」
明らかに低い!
「バッテリー切レ。バッテリー切レ。」
「飛ぶ前に言えよぉ!!」
落ちるぅ!!!
なんか...受け止められた...?誰に...?
「何故急にカケルが落ちて来たのかしら。」
ルイス...ルイスだ!
「ほら、もう自分で立てるでしょう?」
「あ、ああ...ありがとう...」
え?ルイスにキャッチされたの?俺...
「じゃ、また会いましょう。」
スタスタと去っていく。
俺は思った。
「か、かっこいい...」
お嬢様というか...王子様?
第54話「ビッグ・ジャンパー。」 おわり
ルイス、かっこいいですね!
もうすぐ夏休み編入ると思います!
次回もよろしく!




