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第53話「じいさんと靴。」

「快適ー。」

「エアコンたまんねぇ。」

リョウが勝ち取ってくれたエアコンの権利。

そのお陰で俺たちは快適に授業が受けられる!

鬼組は急に暑い環境で授業を受けさせられるせいで熱中症多発中らしい。かわいそー。

「そーいやもうすぐ夏休みだな。」

「あ、そっか。」

じゃあこのエアコンともしばらくお別れかー。

テイトさんと特訓も始まるし。


「お待たせ。」

「じゃ、行こっか。」

今日はミヨとアイスを食べに行く約束をしていた。

...今日はなんか車の通りが多いな。

歩道をいつまでも進めない。

1分、2分、3分...

「おっかしいなぁ...」

「あ!カケル君あれ見て!」

ん?あれ!?歩道の信号が光ってない!!

車の信号もずっと青だ!!!

「なんだよそれぇ!!!」

なんでこんなことに...

「お困りかの?」

話しかけてきたのは白衣を着たじいさんだ。


「何故か信号が変わらなくて...」

「ふむ、そういうことなら...」

カバンをごそごそ漁り出すじいさん。

「これを使うのじゃ。」

「えっと、靴?」

俺たちが履くにはぶかぶかの靴を差し出される。

デザインはなんというか...近未来的?

「それを履いてボタンを押しなされ。」

俺たちは靴を履いてボタンを押してみる。

「わ!ピッタリになったよ!」

と何故かピッタリ履けるサイズになった!!

「そして...あ、用事を思い出した。じゃあの。」

じいさんの背中からジェットが噴射されてどこかへ飛んで行った...

「じいさん!!!!どこ行くんだよぉ!!」

じいさんは遠い空の彼方へ...


「ミヨ、この靴なんなんだろうな。」

「なんか不思議な靴だよねぇ。」

ミヨは軽くジャンプしようとしたように見えた。

「ええええええ!!!?」

...大ジャンプ。高跳びなら世界狙えるレベルだ...

かろうじて着地。衝撃は完全に吸収されて靴底の横からプシューと音を立てる。

「カケル君!!今の何!!?」

ミヨは完全パニック!俺も知るかよぉ!!

「まさか...」

多分、この靴使って車道を飛び越えろって言いたかったんだろうなあのじいさん。


「できるかぁ!!!!」

と言いつつも出来てしまいそうなのが怖い...


第53話「じいさんと靴。」 おわり

疲れてる時に書いたのでトンチキなお話かもしれませんが気にしないでほしいです。

次回もよろしく!

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