第45話「規格外。」
「おーっす、来たぜ。」
「ありがとうリョウ。」
シュンはまだ迷っているらしい。だからリョウだけ。
「さて、フィールドを開くぜ。」
そしてフィールドが開かれる。
ベースはこの周辺。
「あの人を倒せばいいんだろ?」
「ああ…でも…」
おそらく、俺たちは勝てない。
諦めてるとかじゃない。だけど…
「じゃあ、行こ…」
「そうだな…」
「何しけたツラしてんだよ、シャキっとしろよな。」
…そうだな。やるなら全力。
「よし、行くぞ2人とも!!」
「お、見つけたぜ。」
「!?」
早速テイトさんとの遭遇。
「全員、速攻!」
攻撃を畳み掛ける、が、
「はははぁ!!!温いねぇ!!」
全てを躱す。
バラバラの攻撃。同時の攻撃。
そのどちらも通用しない。
「悪くない連携だがなんか足りないな…」
「くっ…!」
もっと攻撃を重ねるがやはり当たらない。
ルイスと違って最小限の動きで、まるで先を知っているかのような動き。
「まぁそこも俺が教えりゃいいか!」
俺の一振をブリッジで避けながら言う。
「そろそろ俺の実力が分かってきたかな?」
「なんだ、攻撃が当たらねェ…」
「はぁ…はぁ…」
一気に畳み掛けすぎて疲れてきた。
「じゃ、そろそろ。」
テイトさんが手を上にあげる。
「じゃ、お前らがどれだけ強くなるか楽しみだぜ。」
腕を振り下ろした。
…なんでだ?どうして俺は地面に倒れてる?
どうして体が動かない?
リングから聞こえる撃破されたアラートだけが耳に届く。
「俺、まだまだ弱いな…」
それを痛感させられた。
「さて、俺の強さを体で感じてもらったが…」
テイトさんは真面目な視線で俺を見る。
「強く、なりたいか?」
「…」
返事は決めた。
「ああ!俺はもっと強くなりたい!!」
「おし!じゃあ夏休みだ!夏休みに鍛えまくってやる!」
手を固く握り合う。
「お前らもやるんだな?」
「おうよ!」
「はいっ!」
ミヨもリョウも返事をした。
負けるのは悔しい。
でも悔しいだけじゃない。
俺たちはもっと強くなってみせる。
第44話「規格外。」 おわり
カケル達がどうなっていくのかお楽しみに!
次回もよろしく!




