第44話「初風。」
ついに能力が目覚めた。
風を起こし、操る能力。
「ミヨ!!!」
「…うん!」
ミヨの爆炎は風に乗り、相手を包んでいく。
「君たち、合格!」
「「いえい!」」
ミヨとハイタッチ。
「…そろそろ師匠に会ってもいい頃かな。」
「…師匠?」
多分師匠ってのはワンダーで日本一になった経験のある人物。
「もしもし、あ、師匠?今来れます?あ、了解です。じゃ、切りまーす。…今から来るって!」
「今からここ呼ぶんだ…」
すると、
「君たちが試練を受けた子達か!」
どこからか声が…
「ここだ!上だ!!」
上を見上げると…
「うわぁ!不審者だ!!」
電柱にサングラスをつけた男がしがみついてる!
どう見たって不審者だ!!
「ミヨ!警察に!」
「わぁ!待った待った!」
男は電柱から飛び降りて着地する。
相当な高さだったけど…
「初めまして!俺が師匠だ!」
「「…」」
俺とミヨは警戒の視線を浴びせる。
「ごめんね!師匠って変な人だから…!」
「悪かった!変な登場して!」
一旦警戒を解く。
「俺は何年か前にワンダーの高校生部門の大会で日本一に輝いた男…蔵日テイトだ!」
「…あ!俺知ってる!」
昔、「あいす」とワンダーしてた頃、テレビで見てた!
憧れだったなぁ…
「そこのガールも聞いたことあんだろ?俺の名前。」
「うーん…あんま、覚えてないかも?」
テイトさんはガックシと電柱にもたれる。
「ワンダーやってて俺の事知らないなんて…」
「なんかごめんなさい…」
「お、俺は知ってますから!元気だして!」
精一杯フォローする。
「君は絶対日本一になれる!いや、俺がならせるよ!!!!!」
テイトさんに手をぎゅっと握られる。
結構痛い。
「さて、まずなんであんなチラシが落ちていたのか話そう…」
「ゴクリ…」
なんで試練などをして人をとしたのか…
「それは…俺が街中を歩いているとな…」
「…」
街中を歩いていると…?
「しけたツラしたやつが公園で悩んでて…」
「…?」
なんか身に覚えが…
「そして俺はカバンから髪とペンを取り出した。」
「もしかして…」
何となく予想がついてきた…
「俺は手描きでチラシを作り、そして君の見える位置にチラシをお届けしたのだ!!」
「俺のためかよ!!!」
「だって君を助けたかったんだもーん。」
そう思ってくれたのは嬉しいけども…
「まぁ俺の実力は本物だ!見せてやってもいい。」
「君のチームを全員集めてきな。俺一人で片付けてやるよ。」
…は!?一人で!?
第43話「初風。」 おわり
ここから色々と進んでいく感じです。
次もよろしく!




