第43話「兆し。」
「まだまだ、これだけじゃないよ!」
スーツさんが2倍に増える。
今はなんと4人。
「おおお!!」
俺の攻撃も避けられ、
「エネルギー・ブロー!!!」
2人のスーツさんにぶっ飛ばされる。
「カケル君!!」
「ふふ…鍵は…が…」
今スーツさんが何か言ったような…
そんな思考は地面に落ちてシャットアウト。
「相手を、よく見る…」
…ダメだ!思いつかない!
「ミヨ、少し探りを入れよう。」
「そうだね。」
まずは俺から!
「アンブレラ・キャノン!!」
エネルギーの弾が傘から放たれる。
「おわああ!!」
命中…だけど1人だけだ。
今の攻撃で分かることは無い。
「次は私!」
ミヨは大剣を出して近接を仕掛ける。
だがスーツさんは一人一人が一定の距離を取っている。
1人に攻撃すれば他が反撃してくるのは一目瞭然。
「危ねぇ!!」
ミヨを抱えて戦線離脱。
そして岩陰に隠れる。
「ありがとう、カケル君…」
ん?顔が赤く…
俺は無意識にお姫様抱っこで抱えていた。
俺もなんかハズくなってすぐ下ろした。
まず、スーツさんは動こうとしない。
倒すことが試練。スーツさんに攻撃の意思はないのだろう。
見て気付くだけじゃ足りない…?
まずあの分身に本体とかいるのかな。
「ねぇ、周りから囲んで同時に倒せないかな。」
「同時に?」
「そしたら分身に本体とか居ても関係ないかなって。」
たしかに全員同時に葬れば片がつく。
「ミヨ、あいつら囲んで倒せる攻撃できるか?」
「…無理かも。」
じゃあこの作戦も…いや、思いついたことは試すべきだ。
「ミヨ、こうしよう。」
「…なるほど?」
ミヨはエネルギーをチャージする。
そして俺は…スーツさんの周りを全力でぐるぐる走る!!!
「お、何かするのかな?」
「試練を突破すんだよ!!」
作戦は、俺が走ってエネルギーの渦を作る。
そして炎で竜巻を作る!!
「うおおおお!!!!」
俺の放つエネルギーが少しづつ渦になっていく。
だけど足りない、まだまだ!!!
…なんだろう、エネルギーの流れを感じる。
感覚的にだ。今なら…!
走るのをやめ、飛び上がる。
そしてエネルギーの玉を思い切り投げる!!
「スーパー・ストーム!!!」
「ようやくか…!」
投げた玉は竜巻を起こした。
あまり強い風は起こせない。
それでも…!
「これが俺の、能力!」
風の属性。俺は今目覚めたのだ。
第43話「兆し。」 おわり
カケル覚醒!
次回もよろしく!




