第39話「ここにいる。」
「C!今すぐこっちへ!!」
ルイスが呼びつけたのは3人目の仮面、C。
「かしこまりまし…」
「させるか!」
「きゃあ!?」
リョウがCの足にしがみついて上の階に上がらせない。
「は、離しなさいよ!!」
「カケル!上は任せたぞォ!!!」
そのまま引っ張ってどこかへ連れていった。
「さて、ルイス。覚悟はいいか?」
「勝つ覚悟だけはしてあるわ。」
再びプレッシャーを放ち合う。
シュンが頭を動かしてサインを出す。
「!!」
瞬時に放つ2人同時の速攻攻撃。
「や、やるじゃない…」
「まだまだいくぜ?」
ルイスは反応しきれずに少し攻撃を食らった。
「カケル、多分あいつ多人数相手にすんの得意じゃないんだと思う…」
シュンが耳打つ。
「次は俺が5数えたらとにかく攻撃だ…わかったな?」
「OK…」
ひそひそと作戦会議。
「いくぜ…5、4…」
「ラビット・スマッシュ!!」
…その時俺は何が起きたのかよく分からなかった。
シュンの合図を待っていたら、何故か空中にいる。
「ぐっ…!」
床に叩きつけられてようやく事態を理解する。
「わたくし、本気…出しますわね。」
「カケル!気をつけ…がぁ!!!」
シュンもメイスに突き上げられ、吹き飛ぶ。
今度はこっちに向かって来やがった…!!
「くらいなさい。」
「スパイラル・ガード!!」
ルイスは軽やかな動きで俺の後ろに回る。
「くっ…」
俺も後ろを守ろうと振り返るがそこにはもう居ない。
考えろ…考えろ…!
「私は、ここにいるわ。」
「…傘は、降りかかるものから身を守る盾だ。」
「!?」
俺は…上に傘を向けた。鬼王の時と同じだ。
後ろを取られたと思ったら皆、振り返る。
〝上〟も疑うべきなんだ。
「わたくしの必殺でしたのに…」
俺は上からの奇襲を完璧に防いだ。
「鬼王との試合を見せたのが運の尽きだな!」
これなら…!
「ルイスさんはお守りいたします!」
「な!?」
上からの鳥かごが落ちて阻まれる。まさか!
「よくやったわ、C。」
「リョウはどうなった!?」
「あの人は私が片付けました。」
リョウが、やられた…!
「次はあなたたちの番です!」
「カケル、もう俺のエネルギーもあまり残ってない…」
…考えろ。ここから出る方法を。
俺は下を見る。これだ。
この場所だからこそ、出る方法が。
「シュン、出られる。出られるけど…」
「1回きりなんだな?」
次鳥かごに捕まってしまえば出られる保証はない。
ルイスとの戦いは人数差が鍵。だがシュンのエネルギーがもう少ない。
「シュン、いいか…?」
「ああ…」
言わずとも伝わる。
これは最後の賭けだということが。
第39話「ここにいる。」 おわり
次回決着ゥ!!
応援よろしく!!




