第37話「トリカゴ。」
いた、リョウ達。
「カケル、こっちは片付いたぜ。」
良かった。みんな無事…?
「あれ、ミヨは…」
「あそこだ…」
あれ、寝てる…?
「あの、なんで寝て…」
「…疲れたんじゃね?」
試合中に寝るとかあるんだ…
「ネクスト能力の代償、だろうな。」
「代償?」
シュンが解説しだす。
「ネクスト能力はいい事ばかりじゃない。エネルギー消費がデカイってのもあるが…」
ミヨを指さす。
「代償としてあんな感じに眠くなったり、人によって違う効果がある…というかお前ら聞いたことないのか?」
「「うん。」」
なんだよそれ。みたいな顔されたけど知らないものは知らない。
「…!」
急にシュンが俺たちから距離をとる。
「お前らも散れ!」
「なんだ?」
とりあえずここを離れなきゃ…
ガシャリ…まるで檻の扉を閉めたような音。
俺達は気付けば、閉じ込められていた。
表すならそれは…鳥かごだ。
「あら、1人逃してしまいました…」
出てきたのは仮面をつけた少女。
そしてルイスだ。
「貴方たちはここでおしまい、ですわ。」
鳥かごはエネルギーでできている。
「うおお!!」
ひとまず殴ってみるがビクともしない。
「無駄よ。鳥に壊せる檻には意味が無いわ。」
つまり…内側からは壊せない。
「なら外から壊せばいいんだろ?」
シュンがバズーカを構えた!
弾を撃つ…しかしルイスがそれを許さない。
弾かれて明後日の方向に着弾する。
「貴方さえ倒せばこちらのものですわ。翠野シュン。」
「お前もしかして俺のこと知ってる?」
〜シュンVSルイス〜
「ええ、知ってますわ。有名人ですもの。ワンダーの射撃の天才だったと。」
思ってたより知られてんだな、俺。
「でもチームを組んでいないから大会の出場経験はないと。」
「…その通りだ。」
俺は大会なんかどうだっていい。それよりも大切なものがあるからだ。
「さあ、始めましょう?」
全国級の実力者。こいつに勝ったら俺…
カッコイイって思ってくれるかな、あいつ。
「一瞬で終わらせてやる!」
スナイパーライフルを即座に撃つ。
「そんなもの当たりませんわ。」
最小限の動きで避けられる。
「わたくし、攻撃を避けるのは得意ですのよ。」
カケルが言ってた。鬼王の攻撃を全て避けてしまったと。
「ならこれはどうだ?」
「!?」
さっき着弾した弾が爆発し出す。
ルイスもこれを避け切ることは出来なかった。
不意打ちの爆発弾。
「一瞬とはいかないか。でも…」
「…」
お互いの放つプレッシャーが威圧しあう。
俺にはまだまだ手数がある。
「簡単にはいかないようですわね。」
「そりゃ簡単にいかせたらダサいからな。」
あいつに、妹に、いい報告をする。
そのために勝ってやる!
第37話「トリカゴ。」 おわり
次回はシュンが活躍!?
応援よろしく!!




