第36話「激昂。」
「一瞬でねじ伏せてやるぅ!!」
周りの鎧がスピードを上げて走ってくる。
「モウハタラキタク…ナイ…」
「どっちの味方だ鎧共!」
この軍勢を相手すんのは厳しいぞ…
「私に任せて!」
キィィィン…
ミヨのリングから音がなる。
ネクスト能力を発動した時の駆動音だ。
「ブレイズ・バースト!!!」
爆炎が鎧を包む。
一瞬で鎧の大半が吹き飛んで溶けた。
「うわあああ鎧共ぉ!!!!」
Bは頭を抱えて叫んでる。
こりゃ勝負ついちまったか?
「…」
急にBが黙り出す。
「なんだ?叫びすぎて喉枯れたか?」
「どうしたんだろうね。」
Bはゆらりと立ち上がる。
「僕は…負けられない…ルイスさんのため…に…」
隣にいる一体の鎧も立ち上がった。
「僕は…負けない…!」
剣で斬りつけてきた!
「うわっと!」
急に動きが速く…
「うわわっ!!」
鎧も斬りかかる。
片方の攻撃を避ければもう片方の攻撃が来る。
絶妙なタイミングだ…!
ミヨは…あれ!?
「すー…すー…」
寝てる!寝てるぞ!!
床に座ってすやすやだ!
ネクスト能力使うとそんくらい疲れんのかな…?
「寝てる…ならこのままデカイ君から…!」
やっぱさっきと調子が違う!なんかコイツのスイッチ入れちまったのか…!?
「おらぁ!」
石を突き出してやる。
でも突き出した石の上を鎧とBが走ってきた!
「この程度じゃだめか…よっ!!」
エネルギーを壁に伝わせて壁を変形させる。
壁が細く尖って檻のようになる。
「何…!」
今度は効いたか…?
「エネルギー・ブロー!!」
エネルギーを込めた殴りですぐに壊される。
「ちくしょお…!!」
頭にエネルギーってついた技はワンダーの基本技。
だけど威力が強い!だいぶ使い込んでるみたいだ。
俺は走る、走る。
「ちょこまかと!!」
壁際に追い詰められた。
「とどめ!…何!?」
振りかざされた剣は…壁に刺さってしまう。
これに賭けたんだ。全力で剣を振るその瞬間を!
そして…
「多分お前の鎧…お前が動かないと動けないな?」
「な!?」
鎧が先に動くことはなかった。剣を振る。歩く。走る。鎧が先に動いたことは1度もない。
「クソ!剣が抜けない!」
「俺の勝ちだな!吹き飛べェ!!」
エネルギーはこの間に準備してある!
「グラウンド・ラッシュ!!!!」
一撃、突き出した床がBの顎を叩く。
「ぐはぁ…!」
今度は壁、2発、3発、次々と吹き飛ばしていく。
「な!クソ!なんだこれぇ!!」
どんどん奥へ殴り飛ばされる。
ずっと空中で殴られて足が床につかない。
「これで終いよォ!!」
床から拳の形をして突き出す。
「すいません…ルイスさん…!」
空中で殴られ続けたBはようやく地に戻る。
「ふぅ…」
リングが映す画面に撃破の2文字。
「勝った…」
第36話「激昂。」 おわり
AもBもやられた!
なら次は…Cとか?
次回もよろしく!




