第33話「城門。」
ルイスとの勝負当日。
「ご機嫌よう。」
うちの学校の校庭で勝負することになった。
「あら、そちらのチームは3人?」
「あ、人数足りてないんだった。」
そう、まだ4人目がいない。
「ならうちのチームの人数も1人減らすわね。」
なんか手加減されてるみたいだけど仕方ない。
「その必要は無いぜ、カケル。」
後ろから声。振り返るとそこには、
「シュン!どうしたんだ?」
「たまたま学校に用事があったんだ。」
さっきのセリフ。まさか!
「1人減らされるのって手加減されてるみたいで嫌じゃないか?だから…」
ルイスの方を向いて、
「今は俺が4人目になる。いいな?」
「あなたは…ええ、誰が来たって負けませんわ。」
体育祭の暴れ具合。これは頼もしいぞ!
「カケル、あいつの強さは知ってるか…?」
小声で聞いてくる。
「まぁ、何となく強いのはわかるけど…」
なんでそんなことを聞くのだろうか。
「あいつ、全国クラス。」
…?なんて?
「あいつ、ワンダーでクソ強いって有名だぜ…?」
「…」
だとしても。
「でも、俺たちが勝つよ。」
「それは当たり前。」
覚悟の笑みを交わし合う。
「ルイス。いつでもフィールド開いていいぜ。」
「…私たちに選ばせていいのかしら?」
得意なフィールドでもあるのか…?
「まぁ、構わねぇ。」
それでも負けるもんか。
開かれたフィールドは…城?
「私たちに選ばせたこと、後悔させてあげる。」
ルイスのチームは配置に着いた。
「俺達も行くぞ。位置はあっちの方だ。」
歩いて見渡してみる。
「大きい城だなぁ。」
「カケル!見てくれ!」
リョウの声に振り返ると…
「兜!被ってみたぜ!」
「ふっ、俺は剣だぜ!」
飾ってある剣を手に取って言う。
「甘いなお前ら…」
今度はシュンが…
「俺は、王冠だ…!」
「「なんだってぇ!?」」
楽しいなこれ。
はっ!と我に返ると…
「これ、ミヨに置いてかれたな。」
「…そだな。」
「カケル君、やっと来た!」
「ごめんミヨ…」
頭をつま先あたりまで下げる。
「これじゃどっちがリーダーが分からねぇな!」
リョウは冗談で言ったんだと思う。
頭をあげてリョウとシュンの方を見ると…
「え!?」
2人の顔に大量の汗が流れ出る。
それに対し、ミヨの方を見ようとした。でも…
首が…動かない…!
俺は見るのを諦めざるを得なかった。
「カケル?準備はできたかしら?」
「で、できたよ!?」
あ!若干声裏返っちゃった…!
「緊張でもしてるの?」
「ま、まぁね!」
緊張は走ってるかも。まだミヨの方向に首が動かない。
「なら、1分後にスタートよ。」
「あぁ。」
今回も勝ってやる!全ては日本一のために!
第33話「城門。」 おわり
シュンが味方に!ルイスとの戦い!
次回も応援よろしく!




