第31話「セットアップ。」
もう少しルイスとの試合を考えます。
応援よろしく!
「それでルイスって人と試合を?」
「そうなんだよ…」
チームで作戦会議。まず経緯から話した。
「で、2人はその人が戦うのを見たんだよね?」
「まぁ…」
「そーだな…」
俺とリョウは微妙な感じだ。
「なんか微妙な反応だね。」
「ギクッ!」
言えねぇ…鬼王がワンパンされてちょっとビビってるとか言えねぇ…!
「もしかして…勝負するって言ったのに怖くなっちゃった?」
「ギクギクッ!」
ルイスの華やかとも言える回避。空中の身のこなしはさながら蝶のようだった。
「大丈夫だよっ!私たちなら勝てる!」
「そ、そうだよな!」
「そうだな!鬼王が1発でやられたからってビビること無かったよなカケル!」
言いやがったーーーー!!!!!!!!
「鬼王さんが、一発で…?」
ミヨさん、どう出てくる…?
「大丈夫だよ!鬼王さんなら2人も倒したでしょ?」
「2人がかりでギリ…」
「余計なこと言うなよ…!」
リョウのでっかい口をぎゅっと抑える。
「とにかく!あと少ししか時間がないからできるだけ特訓しようって話だ!」
「じゃ、早速やろっか!」
「もごもご!」
塞いだままだった…リョウが息できなくて顔真っ赤になってる…ごめんよ…
「よし!今日はお互い敵同士で簡単な試合をしよう!」
「敵同士?」
「ああ、一発当てたら撃破だ。」
前ミヨとやったものだ。数こなせて攻撃を避ける意識もできて効果的なんじゃないかと思ったんだ。
「じゃ、フィールド開いてスタートだ!」
この周辺の街がベースのフィールド。
高い建物がないから高い所を移動するのは危険だ。
「さて、どこから探そうかな…」
あそこの角を曲がってみようかな。
「あ。」
「カケル君。」
俺はすかさず傘で撃った。
命中。
「ごめん、先撃っちゃった…」
「え、私やられた?」
「うん。」
「そんなぁ…」
攻撃に当たらないようにする試合なのにこんなに気が抜けた感じでいいのかな…
さて、リョウはどこかな…
「スピーディ・ストーン!!!」
「後ろか!?」
咄嗟に石を避けたところにもう1発きた!
「当たるかよっ!」
まだ飛んでくるぞ!1つ、2つ、3つ!?
電柱の裏でやり過ごす。
「カケル、俺たちが敵同士だったのは初めてだな。」
「そうだな。」
緊張と少しの笑みを浮かべながらお互いを見る。
「「いざ勝負!!!!」」
第31話「セットアップ。」 おわり




