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第30話「これが噛ませ。」

体育祭も終わって一段落。

今日は休日だ。

「今日はリョウと飯食うんだよな。」

一緒に昼飯を食おうってことになったんだ。

「出発!」


ラーメン屋でラーメン食った。

「いやー腹いっぱい。」

「美味かったなぁ。」

ん?あそこにいるのは...

「おいアマ!!俺に勝てると思ってんのかよ!」

「楽勝ですわよ。」

鬼王とアリスだ!

「なんか久々に鬼王見たな。」

「俺らに負けてから威勢が無くなってたらしいぞ。」

割とショックだったんだろうなぁ。

「カケル、あの絡まれてるヤツ知ってるか?」

「あ、まぁ...」

ルイスのことはチーム全員が集まってから話そうと思ってたけど。

2人の試合が街中で開かれる。

「うおおおおお!!!」

野次馬がいっぱい集まってきた!

俺達も見てみることにした。


「おうらァ!!!」

先制を取るのは鬼王!大剣で斬りかかる

「ふふっ。」

ルイスは軽く避けてしまう。

「その程度ですの?」

「クソォッ!!」

もう一振りもかるーく回避。

「もっとマシな攻撃をよこしなさい?」

「なんだとコラァ!!!!!」

鬼王、キレた!

ブンブン武器を振り回すも、

「ふふふっ。」

ルイスは微笑みながらひょいひょい避ける。

「そろそろ攻撃してもいいかしら?」

「ハァ...ハァ...」

俺達が2対1でようやくだった鬼王が簡単に追い詰められてる...!

彼女が取り出したのは大きなメイス。

なんか俺の周り大きい武器使う人多い気がするな。

「どこいったアマ!」

鬼王はルイスを見失った。

少し息切れして、下を見た一瞬に。

ルイスはそれを見逃さなかったんだ。

「私は、ここにいるわ。」

真上。鬼王の頭上にメイスが降りかかる。

意識外の攻撃はシールドが効かない。

そして一方的なゲームは幕を閉じた。


「あら、カケルさん、見てらしたの。」

「ま、まぁ...」

先日感じた威圧。それは相手の強さ。

気のせいじゃなかった。

「わたくし、強かったでしょう?」

あぁ、すっごく...

「ところで、鬼王さん?」

「な、なんだよ!」

ルイスはガックリしてる鬼王を見下した。

「約束、守ってくださるわね?」

「は、はい!!!」

ルイスは変わらぬ口調だったのに真顔だった。

鬼王はビビりながらどこかへ走っていった。

急な変化に俺も怖くなってしまう。

「約束ってなんなんだ...?」

「鬼王さんに美味しいパン屋さんがないか聞いてみたら何故か怒られまして...こんなことに...」

??????

重要な部分がさっぱり分かんねぇ。

「買ってきました!!!」

「ご苦労さま。」

鬼王が跪き、パンを献上する姿。

圧巻だ...!!!


「それでは...ご機嫌よう。」

微笑みながらルイスは歩き去った。


第30話「これが噛ませ。」 おわり




あの鬼王が噛ませに!?

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