↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
29/53

第29話「ショーシャンク・スカイ。」

...俺たちの、勝ち...?

本当に、俺たち?

「カケルぅ!!!!やったぞぉ!!!!」

「ちょっ、ライト、痛っ!!」

ライトが飛びついてきて転んで、背中を打った。

現実をお知らせする程よい痛み。

なんか叫びたい。すっごく!!

「よっしゃああああ!!!!!!」

他のメンバー、クラスメイトも駆け寄る。

「うおおおおお!!!!」

あっという間に局地的渋滞だ。

「カケルさん、私...涙が...!」

「おう、泣け泣け!」

カイ、そんだけ入れ込んでたんだな。

メガネにそぐわないアツいやつだよ。

俺だって特訓とか頑張った。自分でも驚くくらいな!

「カケル!勝ったなァ!!」

「リョウ!!時間稼ぎありがとよ!!!」

一旦、チームのみんなを集める。

「皆のお陰で勝てた。すっごくありがとう!!!」

「こっちのセリフだよぉ!!!!」

ミカンも泣いてら。本当に少し前に会ったばかりのクラスとは思えないや。

ムサシは...幸せそうな顔で...気絶していた!

どうしようかな...

「あ、保健委員の方ですか?お願いします。」

「了解です〜」

ムサシは保健委員の数人に担がれて連れていかれた。


「カケル君、いやカケル。」

「シュン...」

真剣な眼差しで見つめられる。

「本当に...楽しかった!!!」

「!!」

シュンはニカッと笑顔になった。

最初はクールだと思ってたけど案外明るい。

「でも次は負けないかんな!楽しいと同じくらい悔しかったから!」

「次も勝たせねぇよ!」

なんて、半分の冗談言ってみた。

シュンは笑顔で受け止めてくれた。


「以上を持ちまして、体育祭を終了致します。」

校長もゴールの時あんなに白熱してたのに今は真顔だ。

一段落した後にライトが叫んだ!

「皆でコンビニ行こうぜぇ!!!」

「「おおおおお!!!!」」

俺もなんか盛り上がってコンビニで食べ物とか、いらないものまで買ってしまった。


打ち上げ的なやつが終わって俺は帰路に着く。

「いやぁ疲れたなぁ...」

ふらつく足を頑張って前に動かす。

「あなた、空井カケルさん?」

「あぁはい。」

急に後ろから話しかけられる。

赤い髪にツインテール。お嬢様って感じの制服。

「体育祭、見てたわよ。凄かったじゃない。」

「あ、こりゃどうも。で、なんの要件で?」

名前も知らぬ人にとりあえず問う。

「私は詩賦木(しふぎ)ルイス。」

聞いたことない苗字だなぁ。俺のもあんま聞かないけども。

「今度あなたのチームと試合がしたいわ。わたくし、興味もっちゃった。」

彼女の微笑みの裏側に威圧が見えた。

「...いいよ。いつやる?」

だけど臆しない。

「だいたい1週間後にしましょう。その時になったら連絡しますわ。」

彼女は何かを呼ぶようにパチッと指を鳴らす。

「では、ご機嫌よう。」

すると高速で何かが横切っていった。

「!?」

「お嬢様、お迎えに上がりました。」

「3秒遅いわよ。」

横切ったのはリムジン。中から出てきたのはいかにも執事って感じのじいさんだ。

「楽しみにしてるわよ。」

ルイスはいたずらっぽく微笑んで扉を閉める。

リムジンは一瞬でどこかへ走り去った。


「...スピード違反じゃね?」

なんかもっと疲れた。


第29話「ショーシャンク・スカイ。」 おわり

プリズン・ロワイヤル完結!

ここからどんな話にしましょうか...

新キャラも出てきたし、悩ましい...

次回も応援よろしく!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。