第28話「脱獄劇、極まれり。」
ムサシのネクスト能力!?
確かにムサシのリングからそう聞こえた。
「うぉぉぉぉ!!!」
咆哮をあげるムサシの手には、2つの...刀?
エネルギーで出来てるぞ?
「弐連斬・武蔵!!!!」
全力で刀を振った。途端、俺は衝撃を受けた。
えげつない威力の斬撃。そして巨大、豪快。
「何だこの威力ぅ!?」
見るとムサシの手から刀は無くなっている。きっと一撃限りなんだろう。
「ど、どうなった?」
「見ての通りじゃよ。」
シャッターが...ほんとに壊れてる!?
「言った通りじゃろ?」
「すげぇぜ...」
俺はまだ通常の能力すらないのにさ...
「カケル、ワシをここまで連れ出してくれてありがとう!あとはゴールだけじゃ!」
能力がない。そんな俺でもこんな所まで来れる。
ワンダーは能力なんかじゃなくて、きっと...
協力が大事なんだろうな...て改めて思った。
〜シュン逃亡後〜
「コロネ!急ぐぞ!」
「う、うん!」
負けるか...!負けるかよ!負けてたまるか!
俺は多分いつもの調子じゃない。冷静さの欠片も無くしている。
「ねぇ...シュン君...」
「ど、どうした?」
「シュン君は...勝ちたい理由...ある?」
なんだよその質問。
「...あるさ。」
「良かったら...教えてくれない?」
ちょっと迷ったけど走りながら手短に教えることにした。何となく。
「妹が、見に来てる。だからカッコイイとこ見せたいだけだよ。」
本当はもう少し理由があるけども。
「...なら、負けられないね!」
コロネは少しびっくりしてたけど、
「僕も勝つために...頑張るよ!」
団結ってあんまし好きじゃないけど...
「なら本気で走るから着いてこい!」
こいつとゴールしてみせる!
走っていると...
「まじか!今遭遇かよ!」
「あ!お前俺たちのこと撃ってきたやつじゃねぇか!」
A組の3人に出くわしちまった!
突破するしかないな。
俺は早撃ちの如くメガネのやつを撃ち抜いた。
「な!?そんな...」
「警戒が甘いぜ。」
メガネはエネルギーも無かったみたいだ。
「次は...!」
「させねぇよ!」
サッカーって感じの風貌のやつにボールがぶつけられる。狙いが定まらない!
「なら煙幕だよ!」
残り少ない武装を惜しみ無く使ってやる!
煙の中にバズーカを撃ち込みまくる。
「わぁぁ!!!」
誰かしらには当たった!
「コロネ!今のうちに抜けるぞ!」
「うん!」
俺たちは猛ダッシュで出口へ向かった。
「カケル!校門はもうすぐじゃぞ!!」
「ああ!」
校門の辺りにはゴールがある。
勝った。なんて思った。俺は油断してたんだ。
顔を横切った高速の物体。弾丸だ。
「あれは...シュンじゃぞ!」
「なんだって!?」
後ろにはシュンとコロネが追いつこうとしていた。
「勝つのはカケルじゃない!俺たちだよ!」
「僕らだ!」
こいつはまずい!
「ムサシ!走るんだ!」
「抜けるぞぉ!」
俺とムサシにはエネルギーがもう無い。
弾が当たったりなんてしたら...
シュンは...狙いをすましている。
「カケル!あの銃はコロネが触れた!どんな攻撃が来るのか分からんぞ!!」
「コロネが触るとなんかあんのか!?」
「あいつはワシの技の威力を上げてくれた!あの銃も何か強化されているはずじゃ!」
あいつの狙撃を避けれる気がしねぇ!
ど、どうする!?
その時、一筋の光がさす。
「ウイニング・スピアー!!!」
「!?」
光がシュンに高速で向かう。
それに気づいたシュンは避けようとする。が、
銃に当たり、落としてしまう。
光を放ったのは、ライトだ。
「カケル!!!俺らは、カイのトラップで生き残れた!!ミカンの回復で俺はまだボールを打てた!!
俺達も一緒だ!!走りきれぇ!!!」
ライトがいなければ危なかった。カイ、ミカンと協力して来たのだろう。
リョウやムサシだってピンチを救ってくれた。
「ムサシ!勝つぞ!!!」
「あったりまえよ!!」
だがシュンも諦めていない!
「A組!待ちやがれ!」
あの2人まだ体力あんのかよ!?すぐに追いつかれちまう...!
ゴールは...目の前だ!
「「うおおおおお!!!」」
全身全霊!!!!走れぇ!!!
「ゴォール!!!なんと優勝は...!!」
A組とB組はほぼ同着。
どっちでも、おかしくない。
「なんとぉ!!!A組だァァ!!!」
第28話「脱獄劇、極まれり。」 おわり
なんか長文になりましたが...終わりましたね!
プリズンロワイヤル!!
次回からも応援よろしく!!!
補足)ミカンの回復能力はEPとHPどちらにも使えます。




