第21話「プリズン・ブレイカー」
突入。ついに始まる。
「薄暗いな。」
「足元気をつけんとね。」
扉を進むとエレベーターがあった。
「俺たちのとこ階段だったよな。」
「おそらくですが、初めからここをスタート地点にするつもりだったのでしょう。」
「つまり...」
最低1クラスはもう突入している可能性がある。
「不平等...だな。」
「仕方ありません。」
「着いたぜぇ。」
広い。数多の牢屋。食堂など。
「みんな、いくぞ。」
全員エネルギーを貯めていく。
各々が走る用意をする。
「ゴー!!!」
速攻作戦、開始。
〜牢屋〜
「ワシが囚人か...」
ワシの名は武本ムサシ。
くじ引きで囚人になっちまった!
「むぅ、早く助けに来ないかのぅ...」
ベッドに、トイレ。ゲーム用だからなのかベッドは普通のものでトイレも個室になっている。
「もうちょっと硬いやつ想像してたんだがのぅ。」
しかしやることが無い。雑誌ぐらいあってもいいだろう。
「はぁ...」
「ねぇ君。」
「なんじゃあ!?」
声が!どこからだ?
「隣だよ、隣。」
「あ、こりゃすまん。」
「別にいいよ。僕はC組の...コロネって言うんだ。」
「ワシはムサシと言う名じゃ。」
まさか隣に人がいるとは...
「お喋りでもしよう...て言いたいとこだけども。」
「?」
「ねぇ、僕と一緒にここを出ない?」
ここを...出る?
「ここは入口からいちばん遠い場所。僕たちも近づく方がきっと早いよ。」
「出る方法があるのか?」
「エネルギー、使えるでしょ。」
「え?」
腕にエネルギーを込める。本当じゃ!
「ここにいちゃ暇でしょ?出よ。」
「それもそうじゃな!」
エネルギーを込めて力いっぱいに牢屋を叩く。
「武本武術!爆力拳!!」
殴った、はずなのじゃが...
「こりゃ壊すのは大変じゃな。」
ワシが出られるほどの隙間は空かなかった。
なんて無力...
「なら僕の力で...!」
「おお!力が、みなぎってきたぞぉ!」
これがコロネの能力!
満ち溢れる!これならば!
「そいやぁ!」
俺を腕の力で開く。簡単に!
「やった!すごいでしょ、僕の力!」
「さすがじゃあ!」
「やっぱり僕たち2人なら出られるよ!」
コロネも檻から出して歩き出した。
「君が一緒で良かったぁ。」
「ワシもじゃ。」
てっきり僕と言うから男かと思っていたが、コロネは女じゃった。このご時世これを言うとダメだと親父から聞いていたから口を噤んだ。
「じゃあ行こう!入口はあっち方向だよ。」
「ビービー。ダッソウ。ダッソウ。」
ロ、ロボット!!!
「なんか、前見たのよりでかいぞぉ...色も紫色になっておる...」
「あ、あぁぁ...」
これは...こういう時は...
「逃げるぞコロネぇ!!」
「わぁー!!」
入口とは反対方向じゃが...仕方あるまい!
「怖いよぉ!!」
「ワシらは絶対捕まらんぞぉ!!!」
第21話「プリズン・ブレイカー」 おわり
カケル達だけじゃなくムサシでもやっていきます。
クラス対抗戦ですからね。
次回も応援よろしく!




