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第22話「すれ違い、行き違い。」

「ここまで逃げれば...きっと大丈夫じゃあ...」

「怖かったぁ...」

いかつい警備ロボから逃げてよくわからん所へ来てしまったようじゃ。

「一旦奥に行ってみようか...」

「引き返すとヤツがいるかもじゃからな。」

進んでみると...

「あれはなんじゃ!?」

「あれは...モニター室、かな?」

なら監視カメラの映像が見られるはずじゃな。

「行ってみよう。」

「え!?きっと警備ロボがいるよ!?」

「ワシがぶっ飛ばす。」

「無理だよぉ!」

モニター室の扉を開ける。

「うっ...!」

そこには...6体くらい警備ロボがいてそのうちの1体が紫色のボスのようなヤツ。

「臆するものかぁ!」


「だから言ったのに...」

「うう...」

さすがに勝てなかった。危うくリンチじゃった。

結構攻撃を貰ってしまった。

「でも...倒せれば良い情報が...」

「倒せなかったじゃん!」

そ、うじゃ。ワシは、結局、弱い。

「すまなかったの。ワシが弱いからじゃな。」

「ま、待って...」


そしてしばらく経ったような...

ワシは気付けば一人で知らない場所へ来ていた。

「ワシは...強く...なりたいのに...」

生まれてから道場で特訓し続けて、ワシは武道に励んできた。しかしある出来事があって、祖父に、

「儂の孫なのにその程度か。残念だ。」

あまり実力が伸びなくなってきた。

親父は、「まだ伸び代はあるさ。」と言ってくれたが続けても一向に強くなった気がしない。

ワシがワンダーをやっている理由も正直逃げのようなものじゃ。

エネルギーを使った攻撃の破壊力はワシの理想そのものじゃった。


「トラップサドウ。トラップサドウ。」

「ん?」

ガコン、と足元が闇へと変貌した。

「おわぁ!あぶなぁ!」

ギリギリつかまって宙ぶらりん。

しかしこのままじゃいずれ落ちてしまう。

ワシはギリギリの状況でエネルギーを貯めるのが苦手...!これじゃ上がれない!

クラスのみんなにも迷惑をかけて...最悪じゃ...

しかしその時、

「ムサシ君!」

コロネじゃ。そしてワシの腕を掴んで引っ張りあげた。

「はぁ良かった…」

「なぁ、ここでワシに出来ることは何も無い。お主のエネルギーを使ってまで助ける意味などないはずじゃ。」

生まれてから一度も、自力で何かを掴み取ったことがないんじゃよ。非力で、落ちこぼれ。


「まず、さっきはごめん。私も協力すれば良かったのにあんな態度とって...」

「いや、ワシのせいじゃよ。ワシが弱いから...」

「弱くなんかないよ!」

何を言っておるんじゃ。警備ロボに手も足も出せなかったのに...

「僕を、檻から出してくれた。僕には君が弱くなんか見えないよ。」

「...」

ワシは、ワシには、自分で気づけなかった強さが、あるというのじゃろうか…

「僕も、頑張る。2人で、頑張ろう?」

コロネの力はワシを強くしてくれる。攻撃だけじゃない。今、ワシの心すらも...


「よし、行こう。2人揃えば、やれるはずじゃ!」

「うん!私たちなら、きっと!」


第22話「すれ違い、行き違い。」

ケンカ的な要素を書いたことがなかったので少し変かもしれませんが、頑張っていきます。

次はカケル達のお話に戻るかも。

次も応援よろしく!

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