第20話「理論、論理的に。」
カイが倒れちまった!
「どうした!?カイ!!」
「カケルさん...僕のポケットから...音楽プレイヤーとイヤホンを...!!」
「プレイヤー...?あ、あぁ。」
カイのポケットからその2つを取り出す。
「それを...僕の耳に...!」
「つ、つけたぞ?」
「プレイヤーの一番最初の曲を...」
俺はボタンを押して再生を開始した。
タイトルは...「ラブラブ無量大数倍♡」...?
「カケルさん。早く行きましょう。」
「え...え!?」
いつの間にか立ち上がってる!震えも収まって!
カイは歩き出してしまった。
「みんな…行こう...」
なんだったんだ...
「着きました。ここがいちばん近い扉ですが...」
「空いてねーな。」
仕方ない。俺たちは移動しようとした。すると、
「カケル!危ねぇ!」
誰かが銃でこっちを狙ってる!
「ウォール・メーカー!!」
リョウが壁を作って防ぐ。
「おわぁ!?」
しかし間に合わずライトが撃たれてしまった。
「皆さん!早くいきましょう!こちらです!」
「皆!カイに着いていくぞ!」
「撃ってきた人はC組の翠野シュンさんです。噂によるとかなりの狙撃の腕だそうで。」
「気をつけなきゃな...」
まだまだ強いやつはいっぱいいるみたいだ。
「ビービー。シンニュウシャハッケン。」
...え???警備ロボ?なんでここに?
「カクホ!カクホ!」
「みんな!逃げ...後ろにもいる!?」
囲まれた...!やるしかないか...!
「みんな!作戦通りに!」
俺達は囲まれることも一応想定してきたが...
その作戦は...強行突破である。
「ランス・ザ・グラウンド!!」
「必殺球、ウイニングスピアー!!」
リョウとライトの攻撃でロボが倒れた。
「みんな、走れぇ!!」
「カケルくん!後ろから攻撃!」
ビームだ!!
「俺に任せな!」
スパイラルガードでビームを弾く。
リョウとライトが道を作って俺が攻撃をガードする作戦。上手くいって良かった...!
「カケルさん!このまま次の扉へ!」
「案内は任せた!」
「はぁ...はぁ...逃げ切ったぞ...」
「みんな!うちの近くに集まって!」
「よし、集まったぜ。」
ミカンが球状のエネルギーを作り、それをお祈りするように手を握り、潰した。
「ありがとう!バッチリ回復したぜ!」
「回復はうちに任せてっ!」
ミカンの能力は回復がメイン。基本は補助役で戦闘向きじゃないがチームに居てくれると助かる。
「ハッケン!ハッケン!」
「やばい!また来た!」
見つかっちまった!
「来ると思っていました。ロジカル・トラップ作動。」
ロボの足元から壁が出てきて捕まえてしまった。
半透明の壁で0と1がびっしり。カイらしいや。
「もう動けませんよ。どれどれ...」
ロボットを観察している。
「ありました。これで...」
「緊急停止。作動。」
ロボットが動きを止めた。
「計算、通り。」
さすがだ。あの発作がなければ完璧だけど…
「着きましたよ。ここが次の扉です。」
「...シャッターが...ない。」
ここだ。ここからが本番。
「みんな、準備はいいか!」
「「「バッチリ!!」」」
いくぜ!絶対に優勝してやる!
第20話「理論、論理的に。」 おわり




