第19話「開かぬ扉、そして。」
「え、シャッター…?」
俺たちが前入った扉はシャッターにより閉ざされていた。
「ど、どうする?リーダー。」
「俺が叩いてみる。」
俺はエネルギーを込めてぶっ叩く。が...
「なんだこれ!?ビクともしねぇ!」
少しもダメージが入ってない感じがする。
「なら...俺のハンマーで...!」
「リョウさん、待ってください。」
カイがリョウを止めた。
「僕の憶測ですが、おそらくこの扉は破壊できないでしょう。」
「どうしてだ?」
「僕の能力です。カケルさんの攻撃でダメージが0.1すら入っていません。おそらく破壊できないオブジェクトなのでしょう。」
カイの能力はあらゆるものの「数値」を見ることができるらしい。
「じゃあ他を探すか。」
この場を去ろうとした時...
「見つけたぜ!A組!」
「げっ!B組の奴らじゃねぇか!」
見つかっちまった!
極力エネルギーは使いたくない。何とか逃げる隙を作れないだろうか。
「こ、この先の入口はシャッターで閉まってたぜ...」
「あ?入口?何言ってんだよ。」
ん?なんだ?何かすれ違いがあるな。
「入口はこの先のはずだろ...?」
「あ?もっと向こうの方だろ。」
B組のやつは全然違うほうを指さした。
「え…どういうことだ?」
カイが耳打ちをする。
「カケルさん...おそらく入口は...複数個あるものかと...」
「複数個...?まさか...」
多分...というか絶対そうだろう。入口はクラスの数、4つあって...どれかひとつしか空いてない...!
「カケルさん...なんとして逃げましょう。」
「わかった。今度は俺が何とかするぜ。」
「させないよ!カケル君!」
ミヨが立ちはだかる。
「げっ、ミヨいるんだった。」
「バーニング・ブラスト!」
火炎放射。させるか!
俺は傘を開き、エネルギーを表面で回転させるように流す。特訓して編み出した新技!
「スパイラル・ガード!」
炎はエネルギーの回転によって弾かれた。
「ミカン!今だ!」
「まっかせて〜!」
ミカンは手に握れるサイズでオレンジ色のエネルギー球を出して、
「すぷらっしゅ!」
それを握りつぶした!
「うわ!オレンジの汁が目に!」
「目に染み...ないけど前が見えないぞ!」
「カケル君...!待って...!」
ごめん、待たない。
俺達は逃亡した。
「ここからどこを当たろう。」
「私にお任せを。」
カイが取り出したのは…学校の地図?
「事前に怪しいと思ってリサーチしておきました。1番近い場所はここです。」
「カイ有能じゃん!」
ライトが褒めはしゃいでいる。俺も感心するぜ。
きっとカイも勝利を掴みたいんだろう。
「じゃあそこに急ごう!」
「はい...ぐっ!?ぐはぁ!!」
「カイくん!?」
カイが急に苦しみだした!大丈夫か!?
「う゛...」
バタリと、倒れた。
「カイ!!!」
プリズン・ロワイヤル。やはり一筋縄ではいかないようだ。
第19話「開かぬ扉、そして。」 おわり
どうしたんだカイ!?次回に続く!
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