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第13章(流されて選んだ芸能界への道)
明菜自身、自分で臨んだことや選んだことがあっただろうか。
「仕方ない」とあるがままを受け止め、自分から人生を切り開こうなんて思ったこともなかった。
「このままでいい」と、事なかれ主義で相手の言いなりの自分に、
何か強い意思を持ってやれるはずもないし、やりたいわけでもない。
明菜も母のマネージャーの目に留まり、当たり前のようにモデルをしているが、
それが本当にやりたいことかと問われると疑問が残る。そもそも貧乏暮らしの中で、
どんな選択肢があっただろうか。生きていくのが精一杯だった。
できることをこつこつ努力するしかなかった。
それでも、目の前にあることを必死でやっていれば、神様は必ずご褒美をくれる。
どんな苦労も無駄なことはひとつもないと教えてくれる。
そして、出会いによって人生は変わるということを。
長いトンネルから出ることができた瞬間のエピソードは、
まさに神様のプレゼントそのものだった。




