第七話「クローズ」
どうも、朝から走って疲れてる朝廷です。
朝飯食った後に走るもんじゃないですね…
今回センが行ったドッキリというものは次の通りである。
センが、露天で見つけたというものは、真っ白なのっぺらぼうの仮面であった。
【白仮面】
レア度:1
品質:B
分類:装飾品
属性:無し
説明:特に特徴の無い真っ白仮面。ドッキリ等人を驚かせるのにぴったり!
そこでセンは【隠密】で隠れながら肩を叩いて、最後にこの仮面を着けて現れるというドッキリを友人にかましたのだった。
そしてその結果は…
「痛い…痛い…」
「お前本当にふざけんなよ?お前は俺がホラー系苦手なのを知ってるよな?」
「だからってグーで殴ることはないだろ!あーあ、たん瘤になる痛みだよ…」
「ここはゲームの中だぞ、そんなことになるわけ無いだろ。まだチョケるならもう一発行くが…今度はリアルで」
「分かった!反省しました!もうしません!」
といった形で、センは友人にこっぴどく怒られてしまった。
センは現実世界でのこの友人の拳骨の痛みを思い出して思わず身震いをした。
そんなセンに向かってその友人はため息を吐きながら話しかける。
「大体お前遅刻したというか約束すっぽかしてる癖に良くこんなこと出来たな!」
「いやぁ、申し訳無いとは思ってるよ?けどそれとこれとは話が別というか…ところで驚いた?」
「…お前マジ後で覚えとけよ。」
「それだけは勘弁!」
そのようなやり取りを繰り返しているがセンとその友人の顔は笑っていた。
この二人の間では、この程度のやり取りは日常茶飯事であり、逆にセンはこの友人以外にはこんな対応は取らず至って真面目に対応する。
つまりは、センがかなり心を許している相手だということである。
その対応でその友人が苦労しているのは余談である。
「そう言えば自己紹介してなかったな。こっちではクローズだ。よろしく。」
「あぁ、そっちはクローズか。俺はセンだよ、よろしく。」
「また、その名前なんだな。なんか変えたりはしないのか?」
「一緒の方が考えなくて良いから楽なんだよ。そっちこそ、リアルと変わらず鬼みたいな顔なんだな。ちょうど鬼みたいな角生やしてるし。」
「うるせぇ。」
そんな言い合いをしていると、センが注文したコーヒーが出てきた。
センとクローズの二人は、コーヒーを飲みながら話を続ける。
「ちょっと気になるんだけどさ、ステータス見せてくれん?。」
「良いけどお前のも見せてもらうからな。」
「分かってるって。」
そう言いセンとクローズは、メニューを操作して相手にステータス画面を提示する。
名前クローズ
種族鬼人
職業ファイター
ステータス
LV8
HP550
MP0
STR103(+20)
VIT33(+15)
DEX0
AGI35
INT0
LUK25
AP0
SP0
3500G
スキル
【VIT強化】LV6【豪腕】LV4【STR強化】LV6【拳術】LV5【応急手当】LV7【根性】LV3【狂化】LV2【渾身】【捨て身】【溜める】【鉄身】
称号
ゴブリンキラー
ユニーク殺し
【VIT強化】
VITを強化する。LVが上がるほど強化量も上がる。
Lv5 VIT+3
【豪腕】
鬼人の専用スキル。とても力強い腕を持つ証で、STRを強化する。Lvが上がるほど強化量も上がる。
Lv1 STR+10
【STR強化】
STRを強化する。LVが上がるほど効果も上がる。
Lv5 STR+3
【拳術】
グローブを扱うことの出来るようになるスキル
Lv1ジャブ…前方に向かって軽くパンチする技
Lv4アッパー…上方向に向かって打つパンチ。相手を宙に浮かせることも出来る。
Lv7ストレート…前方に向かって腰をいれたパンチをする技
【応急手当】
HPを応急手当使用時の1割回復する。
Lvが上がると回復できる時間が速くなり、クールタイムも短くなる。
Lv5 回復時間1分クールタイム30分
【根性】
HPが1で残る事がある。
Lvが上がると確率が上がる。
【狂化】
このスキルを使用すると、一定時間状態異常【狂化】が付与される代わりにステータスが全て3倍になる。
LVが上がると、状態異常の時間が短くなり、強化時間が延びる。
Lv1状態異常10分効果時間1分
状態異常【狂化】
攻撃を行うと、ランダムで近くにいる味方、もしくはパーティーメンバーにダメージが入る。
【渾身】
自分のHPを1割削ってその分のダメージを相手に与える。
Lvが上がるとクールタイムが短くなる。
Lv1 10分
【捨て身】
HPを残り1にする代わりに好きなステータスを3倍に出来る。
Lvが上がると効果時間が長くなりクールタイムが短くなる。
Lv1効果時間1分 半日
【溜める】
このスキルを使用した後の攻撃のダメージが増える。
Lvが上がるとクールタイムが短くなる。
Lv1 10分
【鉄身】
一定時間STRとVITを合わせた値がSTRとVITの値になる。
Lvが上がると効果時間が延びる。使用回数はゲーム内時間で1日1回限り。
Lv1 効果時間1分
【小鬼王のグローブ】
レア度:5
品質EX
分類グローブ
属性:雷
STR+20
説明:【ゴブリン トール】が使っていたグローブ。このグローブを装備した者は地をも割るという。
称号
ゴブリンキラー…ゴブリンを一定数倒した者に与えられる称号。
鬼系モンスターに与えるダメージ増加(小)。
「「強くね?」」
ステータスと装備を見たセンとクローズは、思わず声に出してしまった。
「えっクローズ、なにこれ?っていうかSTR100越えって脳筋過ぎない?。」
「いや、そう言うお前だってAGIどうなってんだよ。」
二人とも相手になにも言えずに黙っているため、静かな時間が流れた。
「そ、そう言えばユニーク殺し持ってるって事は、お前も倒したんだな、ユニークモンスター。」
「あ、あぁ。【トール】って名前のゴブリン倒したらゲットしてたわ。」
「【トール】て…」
センは頭のなかには、北欧神話のトールが思い描かれていた。
それを察知したのか、クローズが声をかける。
「いや、そういうのじゃ無かったぜ。見た目は普通のゴブリンだったけど、強くて強くて。倒すのに一苦労だったわ。」
「そうだったのか…こっちも似たようなもんだよ。」
「というか、隠しクエストの事はまだ公表しない方が良いよな…」
「同感。色々聞かれるのも面倒くさいし、めんどくさい奴が絡んできそうだ。」
それを想像しただけで、センは身震いをする。
その様子を見ながら、クローズはニヤリと笑い立ち上がった。
「良し、それぞれの現状確認も終わったところで、お前はこっからどこ行くのセン?」
「俺はギルドとか鍛冶の出来る所に行ったりしようと思うけど…そっちはどうするん?」
「俺はさっきまでとは別のフィールドに出てレベリングしようかと思ってるわ。というかギルドとかなら俺が行こうと思ってるフィールドまでの途中にあるし、一緒に行こうぜ。」
「了解。」
そう言うと二人は喫茶店を後にした。
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