-街の支援者- 四部
デカい門をノックすると中から声が返ってきた。
「はい、どちらさまでしょう?」
あ、まずい、このままだと声も幼すぎるな、練習していた変化ここで試すか。
相手に聞こえない大きさで唱えた。
「血身変異…」
血液が俺の全身を包み込みそれが吸収されるように俺に染み込み、今の背丈より遥かに成長した姿に変身した。
ん~まぁこんな感じかな?
掌に血を集め手鏡のようにし顔を確認する。
おぉ!中々にイケメンじゃないか!まぁ生前の面影はこの顔確認したときからイケメンになると思ってたけどここまでイケメンだと清々しいな。
さて、じゃあ行こうか。
「えっと~ログニーさんと会う約束をしてたんですけどいらっしゃいます?」
「はて?旦那様から本日の来客は仰せ使っておりませんが」
そりゃー嘘だものあるはずがないわな。
「あれ?おかしいな、ログニーさん最近忙しいって言ってたから君たちに伝え忘れたんじゃないかな?私も直接ログニーさんと会って今日の約束を交わしたので」
「それではいま確認してまいりますのでお待ち下さい、お名前だけよろしいですか?」
ここで俺のめんどくさがりな性格がでてしまう。
「面倒だからいいわ、直接こっちから会いにいかせてもらうよ」
「え?…っぎゃ!!」
俺はドアを思いっきり蹴破りそれに巻き込まれて従者に済まないとは思うが文句はあんたの主に言ってくれ。
「はっはっは、お主は早速と面白いことをするな!楽しくなりそうだのぉ!」
怠惰が後ろでけたけた笑っているがここまで突拍子もない行動をするのも仕方ない、高々でかいカエル風情が調子にのって人間にあんな拷問をしたことが気に食わない。
あぁ、虫唾が走るほどにだ。
「怠惰、あの糞ガエルのもとに行く、あいつには色々わからせてやんないと行けないみたいだ」
「この娘はどうする?」
「ちょっとその子を下ろして待ってくれ」
俺は怠惰に手をかざし父さんから貰った指輪の力を使った。
指輪が一瞬光ったと思うと一気に血が溢れ出し怠惰に吸収され本来の雄々しき姿に変わりだす。
「おぉぉぉ!!!!この感覚とこの力!!生前の比ではないな!お主の使い魔となり成功だったやも知れんな!!!」
怠惰はえらく上機嫌だな、それもそうか。生前以上に進化したお陰で更に力が付いたわけだからな。
「頼りにしてるよ、いま奴の場所を探す」
どこだ、どこにいる。
俺はこのバカでかい屋敷の中を周囲探知を広げ探す、だが今の音で屋敷内に混乱が起きてるのだろう、徐々にここに集まっているがログニーはどこだ?
あんだけデカかったら見分けはすぐ…
ん?探知に更に集中して気が付いた、この屋敷の下には大きな地下空間がったのか。道理で地上を探す程度の探し方じゃ地下を把握できなった訳だ。
案の定地下に大型の影が何種類かとログニーの野郎がいた。
「怠惰、ログニーは地下だ向かうぞ」
どこかに隠し通路みたいなものがあるんだろうが…ログニーの居る場所のおおよそ上に急いで移動し息を整えた。
「怠惰着地とその子はちゃんと頼むぞ?」
「ん?お主なにをする気だ?」
「面倒だから一直線に最短距離をいく、地下には三階層あるみたいだ、地下二階まではこれでいける、そっからは少し迷路状になっているみたいだ、んじゃいくぞ?」
「だからな…」
「ふ~…ふんっ!!!!!」
俺は怠惰の言葉を無視して渾身の力を込めて下段突きをかまし、俺たち周辺の床が崩落する。
「お主!!馬鹿者がー!!」
「はは!楽しいじゃないか!」
「何か言ってからやらんか!!」
怠惰が愚痴をこぼすが聞かない、そして着地するや否や即座に地下二階の地面をまたもぶち抜く。
「だから待てと言うとろうがー!!」
無事全員が着地したのを確認しこっからが地下のログニーまでの道のりだ、上でごちゃごちゃやってる時間がもったいない。
「道案内は俺がする、、そして奥のログニーに到着するまでに何匹も見張りみたいなのが居るようだ、そしたらサポート頼む」
「おぉ…わかったぞ主よ…」
怠惰がもう疲れているようだが全くもってだらしがない奴だな。
「んじゃ行きますか!!」




