一目惚れしたんだが?
ある女の子が後ろの方で一人で座っていた。
めっちゃ可愛い。いや、これだったらロリコンになっちゃう。でも結構可愛い。黒髪で長い髪。タイプだ。
一目惚れと言ってもいいのかな?とりあえず結構可愛い。落ち着いてる。話しかけに行こうか。
「こんにちわ。よろしくね」
「うん」
話しかけたが声も結構いい。人と喋るのが苦手なのかな?表情なしで答えられた。まぁ、最初はこんなものかな。俺も喋るの苦手だし、この子とは仲良くなれそうかな。
「名前何ていうの?」
「……。リッパー。」
「リッパーね。よろしく。俺やなと」
「やなと…。」
リッパーか。意味はきり裂……。触れないでおこう。でも目に入って釘付けにされた。一目見て仲良くなりたいと思ったのはリッパーだけだ。
明日、男の子と喋ってみよう。今世もできるだけ静かに穏便に暮らしたい。この子はいい子そうだしね。
「ねぇねぇ、リッパーの異能ってどんなの?」
「……言いたくない」
「え、なんでなんで?」
「言いたくない。」
普通に気になって聞いてみたら、言いたくないらしい。嫌なのかな?生まれつきだから自分で異能を選べないのが嫌だ。
「嫌いなの?異能」
「うん。怖いし嫌い。」
「へぇ〜そうなんだ。俺の異能は「伸縮大小自在」なんだ。制御が難しいんだよね」
「そうなんだ。難しそうだね」
そこから会話が続かなかった。
怖い?どんな異能なんだろう。怖いから制御難しいから怖いのか何かに特化してて怖いのか…。めちゃくちゃ気になる。でもまだ喋って初日だからここら辺にしておこう。今世の初めての友達はリッパーになった。
俺は席に帰って座った。
その後クラスメートの親が来て親子でゲームなどをして遊んだ。もちろん、リッパーの親もいた。でもあまり楽しいみたいな表情はしていなかった。一方俺は結構楽しんでいた。
子供っていいな、純粋に楽しめる。
そこから車で家に帰った。びっくりしたのが行きも帰りも長い車で運転手がいてお菓子が自動で排出されたこと。ルートイチはそんなに大きい組織なのか?




