表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
惑星神話シバルバ  作者: 土御門 臥龍
第2部 シバルバ族の国

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/416

2.第19章 戦いの始まり4-4

コアトルは衛兵達の死体の所に駆け寄った。


「鋭い剣で、襲われている。」

「果たして暗黒神が、こんな事をするのか?。」

「まだ意識のある衛兵がいるかもしれない。」

「エカリーも一緒に探してくれるかい。」


「はい。私は右側の奥から探します。」

エカリーも駆け寄ってきて、一緒に死体の確認をしだした。


首を切落されている者、胴体が真っ二つになっている者、両腕がない者……、壮絶な死体の数々だった。

「ダメだ、こんな切られ方をしていたら、生きてなんかいられない…。」

雨だけのせいではなく、コアトルの瞳は潤んだ。


「コアトル!。 こっちこっち!。 まだ意識のある衛兵さんがいたわ。」

エカリーが叫んだ。


すぐにコアトルが駆け寄った。

「おい、大丈夫か? 話せるかっ? いったい何が起こっているんだ?。」

その衛兵は、口から血の泡を吹きあげながら、絞り出すように言った。

「と、冬至の神事の翌朝。と、突然ゴ族が攻め込んできた。ゲッ、ゲゲッ。」


「何!!! ゴ族が攻め込んできた!!!。」


「あ、あっという間の出来事で、す、すでに皆殺しにされた村もある。ゲッ、ゲゲッ。」

「た、助けてください。コ、コアトル王子。ゲッ、ゲゲッ。ブクブクブク。」

そう言うと、その衛兵は息を引き取ってしまった。


「おい、おい、死ぬな。死なないでくれ。」

コアトルはその衛兵をかかえ、強く抱きしめた。


「ゴ族が、シバルバ国を攻めている。」

「僕はこれから頂きの王宮に向かう。」

「危険だから、エカリーはここに隠れていた方が良い。」

コアトルは急いで洞窟に戻り、身支度を整えた。


その時、また洞窟にウィングが入って来た。

首を上下に揺らし、いなないている。

「うん? ウィング?」

「そうか、ウィングに乗って王宮に向かえ!か。」

「ありがとう、頼んだぞウィング!!!。」


洞窟の外へ出るとコアトルは、ウィングにまたがった。

「エカリー、僕が戻るまでここで、じっとしているん…。」

と、コアトルが言い終らないうちに、ウィングがエカリーの腰ひもに噛みついた。

そして首を大きく振って、エカリーを持ち上げ、自分の背中に乗せてしまった。


「きゃーっ。」

エカリーは思わず叫び、コアトルの背中にしがみついた。


「なな、何をするんだ、ウィング!!!。」

コアトルの叫びを物ともせず、ウィングは上体を起こし、前足を何回か掻くと、大きくいななき、

ヒヒ~~ン!!!

山の頂の王宮を目指して、走り出した。

「うわぁ~~っ。」


コアトルとエカリーは振り落とされまいと、ウィングにしがみ付いた。



挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)



シバルバ国に侵攻を開始したゴ族。

戦いの始まりだ。

一路、王宮に向かったコアトル達。

これからどんな展開になって行くのか?。

興味は尽きませんが、今は此処までで。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ