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最近、光の玉が見える時間が長くなり、私のそばで、プヨプヨ浮いている事がある。なんか、可愛くて嬉しい。
今日も、ジョバンニさんから頼まれたハンカチに刺繍をしていると、刺繍している手元を見ているのか、布のまわりに浮かんでる。ふふ、かわいいなぁ。
今日は、朝から
フェンリルの狩ってきた鳥とウサギを解体して、ギルドで買い取ってもらう。
ロンドさんのところに行って、
「おはようございます、ロンドさん。」
「おはよう、クレアちゃん。マリウスのところに行こうか?」
「何かありました?」
「マリウスが寝不足のようなんだ。クレアちゃんに会えば、癒されるかなぁと思って。」
「寝不足・・・」
「マリウスー、入るよー。」
「なんだ?ロンド。」
「マリウスに薬だよー。」
言いながら、クレアの背中を押して長椅子に座らせる。
「おはようございます、マリウスさん。寝てないの?」
「おはよう、クレア。仮眠はとってるから大丈夫だ。」
「マリウスさん、ここにきて?」
隣をポンポンと叩きます。
「何かあったか?」
言いながら、クレアの隣に座ります。
「マリウスさん、膝枕してあげるから、少し寝よう?」
「なっ、何を言ってるんだっ!クレア!」
「膝枕イヤ?じゃあ、クッションを枕にして寝てね!寝るまでそばにいるから、安心して?子守歌歌ってあげる!」
「クレア、仕事があるんだ。」
「少し寝て、スッキリした頭でお仕事した方が
捗るよ?無茶しないで、身体大切にして?」
ロンドさんがお茶を持ってきたので、毛布もお願いする。
マリウスさんの手を握って、小さな声で子守歌を歌う。が、子守歌なんて、1曲しか知らない。
あとは、バラード系を適当にハミングとかで、誤魔化しながら、手を握っていない方の手で、マリウスさんの背中を優しくポンポンしていると、
すーすーと寝息が聞こえる。寝たようだ。ロンドさんが、毛布をかけてくれる。少し待ってから手を離す。ふふっ、寝顔が見れた。やっぱりカッコいいなぁ。
起きないから、大丈夫だね!
冷めたお茶を飲んで、ロンドさんとそぉーっと、部屋を出る。
「ありがとう、クレアちゃん。」
「こちらこそ、ありがとう!」
「?なんで、クレアちゃんが、ありがとうなの?」
「お茶や毛布持ってきてくれたし、マリウスさんの心配してくれたから。」
「ははっ、クレアちゃん、いい子だねー。ありがとう。嬉しいよ。」
「ロンドさん、私、野菜買って帰るけど、一緒に行ってもらえるかな?」
「ああ、もちろんだよ!」
野菜を買って、森の入り口まで送ってもらう。
「ありがとう、ロンドさん。気をつけて戻ってね!」
「ああ、クレアちゃんも、気をつけて帰るんだよ!」
「はぁーい!」
フェンリルが迎えにきて家に帰ります。
明日、マリウスさんがくるから、掃除して、綺麗にしとかないとね!
洗濯もしたので、刺繍して、ハンカチを仕上げる。
「できたー。」
明日はいつもより早く起きるから、今日は、早めに寝るよ。
洗濯物も取り入れたし、食事もした。お風呂も入ったから大丈夫。
翌朝、いつもより早く起きて、鍋いっぱいにスープを作る。フェンリルが狩ってきた、鳥を解体する。鳥の肉は、1羽分は一口大に切って、塩と、ハーブを揉み込む。もう1羽分は、ミンチにして、団子にして、スープの中に入れる。
小麦粉はあるけど、ベーキングパウダー?ドライイースト?だっけ?ないからパンは作れないよねー。分量わかんないし・・・あっ、なんかの本で果物と水を瓶に入れて発酵させたものを使って作ってたような・・今からじゃ無理。今度、色々試してみよう!蒸しパンならできるかな?卵はフェンリルが鳥と一緒にもってきてくれたから、砂糖の代わりに蜂蜜で、牛乳はないから水で作ってみて、美味しかったら出せばいっか。とりあえず作っちゃおう!
うん、私的には、こんなものかなって感じだけど、男の人ってどうなのかな?柔らかくて食べてる感じしないかな?マリウスさんに聞くしかないね。
おっと、時間かかりすぎてる!急いでフェンリルに森の入り口まで、連れて行ってもらう。フェンリルは家に戻って待っててもらう。
ここから、家までは、鷹のような鳥さん(ホークと命名)に案内してもらう事になっている。見失わないようにしないと!
森の入り口でフェンリルと揉めてほしくないし、話ができなくなっちゃうからね。
あっ、マリウスさんだ!手を振ると、走ってきた。走らなくていいのに。
「おはようございます、マリウスさん。走らなくていいのに。体調はどうですか?」
「おはよう、クレア。昨日は、すまなかった。ちゃんと寝たから、大丈夫だぞ!さぁ、クレアの家に行こうか?」
「はいっ!こっちですよー。」
ホークについて歩いていく。もちろん、手は繋いでます!
いつもフェンリルに乗って帰るから新鮮な感じ。
しばらく歩いて、家が見えてきた。見失わないで済んだみたい。よかったー。ホークありがとう!
「マリウスさん、あの家なの。」
「クレア、結構森の奥じゃないか。1人で歩いて大丈夫なのか?今度から、家まで送る。嫌なら、俺の家に住め!」
「とりあえず、話をしてからでいいかな?」
「そうだな。」
家についたので、ドアを開けて
「どうぞ、マリウスさん。」
「ああ。」




