襲撃:その4
よく分からないまま投稿
この話の行く先をどうしたいんだ自分!
私はルナ。主人の奴隷だ
現在地割れから谷に落っこちてます
主人には任せろと言ったが、さてどうしたものか。取り敢えずみんなをできるだけ近づけないと!
「全員、空中だけど私の周りに集まれ!」
魔法で拡張した声を皆が聞いたようで、どうにかこうにか集まろうとしている。実際これたのはリルちゃんとマモちゃんだけだったけど
護衛の兵士さんたち重装備だし仕方ないかな
結界を足場に兵士さんをひとりひとり回収していく。でも多すぎて魔力もたないよ!
半数は崖の途中にあった洞窟へ放り投げたのでいい。問題はもう半数だ。今は衝撃に備えて結界を全員に張っている
本当に魔力ギリギリ。これ以上は無理!
「ルナお姉さん、大丈夫?」
マモちゃんがそう聞いてくる
「魔力が限界!衝撃は殺すから、その後はお願いね!」
谷底がもう目の前だ。私は最後に、結界を風のクッションで地面に着地させたところで、意識を失った。魔力切れ……
◇◆◇◆◇◆
マ、マモです。ご主人様の奴隷、です
今は谷底から出る道を見つけたところです
どこへ出るかは分かりませんが、上り坂になっているし街の方角なので大丈夫そう
「み、皆さん。行きます、か?もしかしたら魔物とか……上の兵士さん達もいますし…救援が来る可能性も」
「いや、行こう。すぐにでも姫様の元へ向かわなければ」
兵士さんの中でも偉い人なのでしょうか?
一人の男性が先陣を切って歩いていった。兵士さん達もそれに続きます
こうなったら行くしかないですよねっ!
「大丈夫か、これ」
倒れてしまったルナお姉さんを担いだリルちゃんが心配そうにしています。私も心配
「でも行ってしまいましたし…私達もいくべきじゃないでしょうか?ご主人様は兵士さんを見殺しにしないでしょうし……」
「……そうだな。行こうかマモ」
「はいっ!」
後にわかったが、その道はマハトが逃げ道に作った隠し通路の出口であり、隠れ家に繋がっていたそうです
◇◆◇◆◇◆
オレはリル達の捜索に谷底へ来ている。崖途中の兵士達は全員地上に戻して、事情説明などをぶん投……任せた
「匂いはこの先か」
オレはリル達の匂いの後を追う。少し時間が経っているようだが、あちらには兵士がいる。そう遠くへは行っていないはずだ
別れ際のレイナが気になって頭から離れなかったが、やるべき事がある。アレの対応は他のやつに任せよう
そう決めて駆け出す。全員無事なら、いや、この心配は無用だろう。血の匂いが無いし
出来るだけ早く追いつくよう努力しなければな
◇◆◇◆◇◆
ハクアが目を覚ました。時刻は深夜
「ハクア。行けるか?」
「ん、大丈夫」
声をかけると眠そうだった目をシャキッとさせた
「無理させて悪い」
俺はハクアの頭を撫でて立ち上がる
ハクアは俺が撫でた所に手を置いて、嬉しそうに笑った
「ん、タクミとモカの為なら」
「……ありがとう」
俺はお礼を言って部屋を出る。勿論フレイ様は抱っこだな
場所はもうわかっている。さっさとモカを取り返す
「行くぞっ」
ーーーー……
街を囲むような森達のその中に、一つの大きな屋敷がある森があった
それこそがマハトの隠れ家であり、モカのいる場所
俺とハクアは隠れて屋敷の様子を伺っている。フレイ様は宿へ連れていき、中からも外からも解かれない結界 (直也作) を使って安全に閉じ込めた。解けるやつはいないと思いたい
見張りは……居ないようだな。不用心なことだ。有難いが
「ハクア、行くぞ」
「ん」
俺はそう声をかけると、一気に屋敷へと侵入した
分厚い扉を蹴破る
ーーードォォォォオン!
前に倒れて大きな音を出す。ハクアは既に中に侵入して、モカの捜索をしている
そして俺は…
「オイオイ、お前。白の亡霊はどうしたよ」
中から出てきた霧使いと男2人が出てきた。男の方は右腕が斬られている。やったのはモカだろう
「亡霊なら、仲間がやり合ってるよ。訳ありのようだったからな。それで、モカは何処にいる?」
「神速刀は、マハトの坊ちゃんと下でよろしくやってんじゃねぇか?」
その言葉だけで、十分だ
「そうか、死ね」
俺の最速で斬り掛かる
「っ!」
霧使いを斬ったが、手応えがない?……幻術か
後ろに気配を感じる。霧が、出てきた
「お前の能力は霧がないと使えないようだな」
「だから、どうした?」
俺は剣を振ると、霧ごと霧使いをその風で外まで飛ばす
「外でなら、戦いやすいな?」
「マジかよ……こいつぁ、ヤベェ」
霧使いが何か喋ったようだが、聞こえなかったな
それに聞く必要も無いが
「今度こそ仕留めてやろう。その後は、お前だな」
後ろで魔力で出来た城と軍隊を準備している男を見る
「それがお前の能力か。大したことなさそうでよかったな」
俺は今、力が湧いてくる感じがする
いい気分ダ、取り敢えずさっサとこいツらを殺ソう
霧使いの後ろに回って頭から地面に叩きつけるように殴る。反応できずに地面に叩きつけられる
「ガッ!いつの間に!?」
腹を蹴ろうとしたら避けられた。避けるなよ
避けた先に回り込み、脇腹を蹴る。腕でガードされるがそのまま気に向かって吹っ飛んでいく。軽イ
追撃で斬り掛かろうとしたが、男が割り込んでくる
「殺らせるかよ!」
邪魔ダな。先に黙ラすか
「ぐうっっ!」
硬いと思っていた魔力の壁だが、簡単に壊れる。そのまま左腕を斬る。こレで左右対称だナ、ハハッ
「マスター!」
マスター?酒場か何カか?そんな奴がこんなこトをしているナんてな
「テメェ!」
霧使いがナイフで斬り掛かってくるが、遅い
「死ネ」
霧があると切れないので『空間ごと』、体を切り裂く
「何、だと」
その言葉を残し、霧使いは死んだ。俺が殺した
人を殺したのは初めてだが何も感じない
次だ
「マスター?だっタか。お前は、逃げルか?こコにいる意味もなイだろウ?」
「お前、髪と目が」
何を驚いテいる?髪と目がドウシタ?
俺は髪を少し切り取ってみる。色は、白くなっていた
マジかよ、白髪!?……と思ったけど、所々黒が混ざってるな
はっ、それよりモカの捜索しなきゃ!
「マスターだっけ?やるなら相手になるけど、どうするの!?早くして!」
「お、おう。降参だ。ハイドを弔ってやりたい」
「おっけー!じゃまた!」
俺は駆け出す。早くモカに会いたいその一心で
置いてかれた感じのマスターは、少しの間呆然としていたが、すぐに正気に戻りハイドを木の根元に埋めた
「お前、いい奴だったよ」
その言葉を残して、マスターはその場を離れた
彼は、この戦いで闇ギルドを引退。義手で酒場を開き各街に支店を出すほどの店まで成長させるが、それはまた別の話




