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異世界交差(ワールドクロス)  作者: 影人形
雨宮竜也 中学生編
2/20

マナコーポレーション

*マナコーポレーション社内*


竜也「んーーー!っは」


竜也はいつも座禅をしてマナの許容容量を増やす修行をしていた。


浅井「すごいな…本当に昨日よりマナの容量が増えている」


竜也「これで証明でしましたか?」


竜也は浅井に問いかける。


浅井「はい、マナは人の思いによって力が増幅する…これほどのものをよく1人で調べましたね、マナ科学にとって大きな一歩ですよ!」


竜也「これだ!ってものはなかったんですけどここの施設の設備で証明できてよかったです。」


あのあと竜也は岩崎宗次郎の提案に乗った。保護下に入るにあたって以下のことやると親から聞いた。


親はマナコーポレーションの職員になること

竜也は瀬野倉葵の付き人に加わること

紫陽花は瀬野倉葵の善き友人としていてくれること

竜也は魔法の技術のすべてをマナコーポレーションに情報を提供、協力すること


これが提示された条件だったそのため竜也はマナコーポレーションで働くことになり学校は通信制の学校で勉強することになった。紫陽花も同じ処遇になっている。


浅井「今日の報告書は私たちでやっておくので竜也君はもう上がっていいよあとは大人たちに任せなさい」


竜也「ありがとうございます」


ここの職員はどの人も子供の自分に気を遣ってくれていて異人にも理解ある人たちだらけで竜也にとって安心できる環境であった。


竜也「瀬野倉葵…」


あの時助けた少女は異人の中でも特別な人だったらしく要保護対象ありながらも、本人はこの世界のことに興味津々で護衛の人もてを焼いてる。今は紫陽花が一緒にいることで落ち着いているらしいと聞いている。


竜也「そろそろ時間か」


今日は竜也にとって初めての瀬野倉葵の護衛の仕事があるっと言っても黒服の人から護衛についてのイロハと注意点を学ぶをとがメインでまだ正式に護衛するわけではない。


竜也「今日はよろしくお願いします」


黒服A「やぁ竜也君あの時ぶりだね」


竜也「はい、あのあと大丈夫でしたか?」


黒服A「ハハハ!……減給処分だよ」


竜也「やはり、ですか…」


黒服A「クビは覚悟してたから、次は起こさない!って肝に命じてるよ。さて、本題に入るよ瀬野倉様の護衛だが、竜也君はありのままで瀬野倉様と接して欲しい。」


竜也「えっなんでですか?」


黒服A「瀬野倉様は君と同じ年齢でお友達も少ないだから友達としていてくれ、いざって時に守ってくれるだけでいいから、あとの周辺の警戒は我々、大人に任せなさい!」


黒服の人は胸を張って笑顔で言った。


竜也「ありがとうございます」


黒服A「今日は瀬野倉様と親睦を深めるために一緒にいるといい、頼んだぞ」


黒服Aに肩を叩かれて葵のもとへ向かった。


*マナコーポレーション・カフェテリア*


紫陽花「あっお兄ちゃん!こっちこっち!」


竜也を呼ぶ紫陽花の方に向かうと葵も一緒のテーブルに座っていた。2人の手元にはドリンクがあり、紫陽花はオレンジジュース、葵は紅茶を飲んでいた。


竜也「2人ともすっかり仲良しだね」


紫陽花「うん、葵お姉ちゃんはあたしの姉になる人物です!」


紫陽花は葵に抱きついて頭をスリスリし始めた。


葵「はい、紫陽花ちゃんは本当に妹みたいにかわいいです」


葵も紫陽花の頭をナデナデして仲良しをアピールしていた。その光景を周りの職員達はほほえましく見ていた。


竜也「仲良しだね」


竜也はその甘い空間にコーヒーを飲んで和らげた。


紫陽花「あー!お兄ちゃんまた苦いの飲んでる!」


竜也「コーヒーだよ、美味しいぞ」


紫陽花「やだ、苦いもん。飲むんだったら葵お姉ちゃんみたいに紅茶がいい!レディって感じかする!」


竜也「感じるだけかい」


葵「レディって紫陽花ちゃん///」


竜也は紫陽花の感想にツッコミをいれて葵はレディと言われたことが恥ずかしかったようで照れている。


紫陽花「お兄ちゃん2年前から突然のみ出すようになったよねその、こーひーっての」


葵「そうなんですか?」


竜也「そうだね、最初は眠気さまし飲んだのが切っ掛けで苦さで目を覚ましてたね」


葵「眠気さましに…ですか、」


竜也「趣味に没頭しすぎて、いつの間にか朝になっていたことが多くてね、学校で眠くならないように」


葵「竜也さんも趣味に集中しちゃうタイプなんですね」


紫陽花「……」


葵は竜也のことに共感していたが、紫陽花はその言葉に少し暗い表情をしていた。それを見ていた竜也はフォローした。


竜也「まぁ今はそうならないように注意してるよ」


紫陽花「お兄ちゃんがそうして注意してくれるんだったらいつも心配しなくてすむのに」


紫陽花はまだ竜也が無茶してるところに思い当たるところがあるのか頬膨らます。


竜也「…気を付けます」


葵「本当に仲良し兄妹ですね」


兄妹のやり取りが新鮮なのか葵は笑顔でそのように言った。


葵「あっそうです!私、竜也さんの仕事場見てみたいって思っていたんです!」


思い出したかのように葵が言うと紫陽花も同じように「あたしもー」と言ってきた。


竜也「仕事場ってことは実験室と訓練調査室でいいのかな?」


葵「はい!ダメですか?」 


竜也は感じた。葵のこの圧は好奇心がわき出てることをそして、紫陽花は単純に興味があるからだ。止める人がいない。


竜也「わかったよ、浅井さんに見学していいか聞いてみる」


葵・紫陽花「やった!」


2人でハイタッチしてる横で竜也がやれやれと連絡する。


竜也「うん、ありがとう、2人とも良いってさ」


浅井さんの確認がとれたので3人は移動する。


*マナコーポレーション実験室*


竜也「浅井さん、ありがとうございます」


浅井「いえいえ、竜也君と瀬野倉様にお役に立てるのなら断る手段はないですよ。あと報告書は社長に提出済みですので我々もお暇してましたので」


葵「報告書?」


浅井「はい!瀬野倉様がまた魔法が使えるようになる可能性がでてきたので!」


葵「それは本当なのですか?!」


紫陽花「え?葵お姉ちゃん、魔法使えなくなったの?」


葵「はい、この世界に来てから以前のように魔法が使えなくなったのです」


竜也「紫陽花、これはまだ極秘な情報だけど紫陽花にも関係あること」


紫陽花「あたしにも?」


浅井「確かにそうですね、紫陽花にも関係あるお話しかと竜也さん、この際もうお話してしまってもよろしいかと」


竜也「浅井さん…わかりました2人ともこの世界のマナの説明なんだけど」


紫陽花「え?もうわかったの!」


竜也「うん、分かりやすくいうとマナは赤ちゃんなんだ」


紫陽花「赤ちゃん?」


竜也「そう、赤ちゃん、人の思いで成長、変化する粒子の赤ちゃん」


葵「人の思いで…ってことは!」


葵は何かを掴んだのか手を伸ばして目を閉じた。その瞬間、葵の身体から緑のオーラが輝き始めた。


竜也「葵?!浅井さん数値…」


浅井「採ってます!!」


葵「花よ…」


その言葉に葵の周辺に小さなお花畑が咲き誇った。


紫陽花「綺麗…」


葵の身体からオーラが消え、お花畑も粒子となって消えていった。


竜也「これは…」


浅井「竜也さん!マナのパターンは青正常です!数値も問題ありません。そしてスキャンした結果…回路が流れていたとこがわかりました」


竜也「…!!場所は!」


浅井「竜也のよりは回路の動きは見れたのですが場所の特定まではダメでした」


竜也「やっぱりか…」


葵「竜也さん!できました!私…また魔法を…竜也さん?」


また魔法が使えた喜びを伝えようと葵が竜也の元に駆け寄るが竜也の顔は険しい表情をしていた。


葵「竜也さん…私…何か粗相しましたか?」


葵がお揃おそろに聞くと声が届いたのか竜也の険しい表情が一転明るくなった。


竜也「大丈夫!むしろ助かっちゃったくらいだよ」


葵「そうですか!手助けになれたのならよかったです!」


紫陽花「でもさっきの顔はどうしたの?」


竜也「魔法に必要な回路の特定に手間取ってるんだ」


紫陽花「回路?さっきも言ってたよね何それ」


浅井「私が説明します!」


浅井がホワイトボードを持って出てきた。そこに人体を書いて身体中に線を引いた。


浅井「回路とは魔法に必要な身体中にあるマナの流れてのことです。このマナに命令することで魔法を仕様することが出きるようになります。もっと分かりやすくするとこうなるといいなって思いがマナに伝わりマナがその思いに答えて変化します」


竜也「その回路が身体のどこにあるのか二択まで絞れてるけどわかんないってわけ」


紫陽花「二択?」


竜也「神経か血管」


紫陽花「そこまでわかってるんだったら早そうだけど」


竜也「両方とも回路がありすぎて光ってわかりません」


紫陽花「あぁ」


葵「あのう…」


葵が手を上げる。


葵「マナって光るんですよね、だったらマナを体内で回し続けてその間に血液を抜けば血管にマナがあるか解りませんか?」


竜也と浅井が見つめあったその手があったかと

そのあとすぐに崩れ落ちた。


竜也「誰か医療従事者いない?」


浅井「いたら私も崩れ落ちてませんって」


葵・紫陽花「?」


血液を抜くことが出きる人がこの場にいなかった。


竜也「じゃあこの件は任せます」


浅井「はい、可能性のあるものはトコトン試しましょう!」


葵が提案したものを浅井に任せて3人は訓練調査室に向かった。


葵「うわぁ広いですね」


紫陽花「ここ、何するの?」


竜也「魔法の訓練とマナの変化を観測するための空間だね、そうださっき言い忘れてたんだけど紫陽花…」


紫陽花「なに?お兄ちゃん」


竜也「入社するとき検査したでしょ」


紫陽花「あったね全身スキャンするやつ怖かった」


竜也「兄ちゃんと同じ身体になってたよ…」


紫陽花「ってことは…やっぱり!」


竜也「いずれは魔法が使えるようになる」


紫陽花「やったー!お兄ちゃんと一緒!お兄ちゃんと一緒!」


紫陽花はそう喜んで走り回った。そこで疑問に思った葵が竜也に聞いた。


葵「いずれ…て言うのはどういう意味ですか?」


竜也「まだマナの回路が巡ってないんだ、切っ掛けは強い思いっていうのは解ってるんだけど…!」


紫陽花を見ていた竜也だった。その時マナの流れていく感覚を感じた。


竜也「紫陽花?」


紫陽花の身体から紫のオーラが微かに漂っていた。


竜也「紫陽花!なにかイメージして!道具とかなんでもいいから!」


紫陽花「え?!なんで急に…イメージ、イメージ…これ!」


その瞬間バチっと、音と共に紫陽花の手に木刀が握られていた。


紫陽花「うそ…」


竜也「まじか…展開が早すぎるって…」


葵「あははは…」






















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