襲撃事件
*マナコーポレーションカフェテリア*
7月初旬
雨宮一家に直木を加えた6人で政府からの発表をマナフォンのモニター機能で見ていた。
政府「…以上の調査にてマナ所有者は国から認められた場合のみ魔法の使用を許可する。その証として、マナフォンを支給し、管理します」
記者「マナフォンでどのように管理するのですか」
政府「マナフォンに魔法を使った時に記録されるシステムが組み込まれます。その記録がこれから創設される魔法管理省に送られ、マナの安全の管理を行います」
記者「それでは、…」
一護は一旦マナフォンのモニターを閉じ竜也達に説明する。
一護「聞いての通り、政府の管理の元、魔法が使えるようになる。だが魔法についてまだ怖いと思っている一般の方々は大勢いる。迂闊に外で魔法を使うんじゃないぞ」
一護はすでにマナフォンを持っている竜也達に念を押す。
紫陽花「じゃあ、まだ外で飛んだりできないってこと?」
一護は非常時意外だとなと肯定し紫陽花は残念と肩を落とす。竜也はしょうがないよなと思いつつコーヒーを飲む。
一護「あと竜也にはこれだ」
一護は2枚の紙を竜也に渡した。
竜也「なにこれ」
一護「魔法武器の作成許可証とそれを扱う許可証の手続きだ。今の段階でいくつある?」
竜也「えっと刀に拳銃、鎌、短剣、狙撃銃、あとは…」
一護「まて、もういい」
一護は頭を抱えてそう止めた。直木達を見てどんな特訓させたのかと問い詰めたい目をしていた。直木は追撃のように答える。
直木「なんなら、こいつ人工知能?をマナフォンに入れて武器を操作させてますよ」
竜也「許可貰ったんだからいいでしょ、戦闘と生活面でのデータも送るんだし」
葵「人工知能…トワさんでしたよね。今はどうされてるんですか?」
竜也「今は浅井さんのサポートをしてるよ」
トワ「マスター」
マナフォンから女性の声が聞こえた。
竜也「どうした?トワ」
トワ「浅井様より連絡です。大神様を至急実験室にくるようにと、書類整理が終わらないと泣き言を言っておられます」
直木「だー!またか、いってくるわ」
直木はやれやれといった感じにこの場を去る。
紫陽花「いってらっしゃーい」
トワ「では私も戻ります」
トワはそう言いマナフォンから光が消えた。
一護「今のが人工知能のトワか?」
竜也「うん、結構極秘な情報だから他言無用で」
一護「当たり前だ、こんなこと誰にもいえるか!」
紫陽花「お兄ちゃん、今日はどうするの?」
一護が嘆いている横で紫陽花が予定を聞いてくる。
竜也「今日は葵の護衛…といってもいつも通り一緒にいることだね」
紫陽花「そうなんだ、あたし何しよっかな」
と紫陽花が迷っていると友子が答えた。
友子「紫陽花はお勉強!せめて中卒までは頑張って貰いますからね!」
紫陽花はげっと反応して、竜也に助けを求めた。
竜也「悪いな紫陽花、俺はテスト期間が終わったからあとは自由に復習するだけでいいんだ」
紫陽花は竜也の答えに絶望して、友子に首根っこを掴まれて引きずられていく。
友子「ほら、いくよ」
紫陽花「やだー!お兄ちゃん、葵お姉ちゃんたすけてー」
一護「さて、父さんも母さんに怒られない内に仕事に戻りますか」
竜也「そうだ、父さん、マナ回路の方は順調そう?」
マナコーポレーションの職員には全員マナ回路が開くように竜也達がサポートしていた。立ち上がった一護が答える。
一護「ああ、順調だ、皆マナを扱えるようになってきてる。それまではまだ世話を掛けるな。すまない」
竜也「いいんだよ、父さんも頑張って」
一護は頷きこの場を去る。
葵「先程のお世話って危険区域のことですか」
竜也「うん、父さん達が魔法を使えるようになるまでマナフォンの材料…マナ結晶をとりに行ってるからね」
葵はなるほどと納得する。竜也は一護から貰った書類をマナフォンにデータを写し、記入を始める。
葵「私も何か武器を使えるようになれたら…」
葵はそう言い竜也が反応する。
竜也「例えばどんな武器がいいの?」
葵「竜也さんと同じ刀がいいです!前にテレビを見て美しいと感じたんです!」
葵は居合いのポーズをとりながら答えた。
竜也「今度一緒に習ってみる?刀の剣術」
葵は目をキラキラさせて、はいと答える。竜也は直木と紫陽花も誘うかと考えながら記入を進める。
その時、マナフォンにトワからの緊急連絡が入る。
竜也「トワ?丁度良かったこの資料なんだけど…」
トワ「マスター、大変です!浅井様より国会議事堂が異人と怪物に襲われたとのことです」
葵「国会って今日、伯父様がいらっしゃる場所です!」
竜也「!!」
竜也は駆け出す。その後に葵も続く。
竜也「葵?」
葵「私も行きます!異人が関係しているのであれば私の問題でもあります!」
竜也「…っわかった!トワ!短剣7本生成!防御結界を張るからそれで葵のサポートを」
トワ「了解です、マスター。今回緊急事態のため飛行魔法の使用が許可されてます。すでに大神様、妹様も現地に向かっております。マナフォンの通信回線をリンクします」
竜也「ありがとう!」
竜也達は会社の外に出ると飛行魔法を使い現地に向かった。
*国会議事堂上空*
竜也「これは…」
竜也達が見たのは国会議事堂の前で異人と警備員がすでに戦闘している光景だった。
異人A「魔法を管理するだとふざけるな?!」
異人B「俺たちだけを縛るルールじゃねぇか!」
異人「そうよ!魔法は私達の物よ!怪物達を解き放ち暴れなさい!」
怪物「ーーー!!」
警備員A「落ち着いてください!現人にも魔法が使えるようになります!あなた方と同じです」
警備員B「異人どもめ、好き勝手に!」
警備員A「おい待て!殺すな!無力化だけに専念しろ!」
警備員B「もう関係ない!異人ども覚悟しろ!家族の恨み!」
警備員A「おい!待て!」
負の感情で戦場は覆われていた。
葵「そんな…ひどい…」
竜也「マイナスのマナに当てられて暴走してるのか?」
直木「竜也!」
紫陽花「お兄ちゃん!」
直木と紫陽花が合流した。2人もこの光景に絶句した。
直木「なんだよ…これは!」
紫陽花「皆どうしちゃったの?!」
竜也「負の感情だ…」
竜也は静かに答える。3人はその言葉の意味を理解したのか納得する。
葵「ではどうすれば…」
竜也「両方とも無力化するしかない!浅井さん!」
浅井「竜也君のいう通りです。現在、国会議事堂周辺にマイナスマナが大量に検知できています。まだマナを持たない人間が当てられ感情が暴走しています。このままですと怪物化する可能性がでてきます。すぐに無力化を!」
4人「了解!(です)」
4人は飛び降りる。
竜也「紫陽花!あの警備員と話したい!サポートお願い!トワ!」
トワ「アサルトライフル8丁展開、マルチロック開始…」
紫陽花「魔法陣展開!魔弾切り替え完了!ターゲットマルチロックオン!」
トワと紫陽花が狙いを定める。竜也は2丁拳銃を作り構える。
竜也・紫陽花「フルバースト!(いっけー!)」
無数の魔弾が暴走した人たちに襲いかかる。
警備員A「これは…」
竜也「警備員さん!」
竜也達が駆け寄り状況の整理をした。
警備員A「なるほど、それであいつが暴走を…ともかく情報提供感謝します」
竜也「いえ、それより、中に人はいますか?」
警備員A「はい、まだ岩崎様が中に…黒服とも連絡が途絶えています」
葵「伯父様!」
竜也「まって!葵!」
葵はすぐに国会議事堂の中に入っていった。
直木「竜也!ここは俺と紫陽花で食い止める!おまえは岩崎さんと葵を」
竜也「わかった!ここはお願いします」
警備員A「はい、そちらもお気をつけて」
竜也はそう言い残し葵の後をおった。
直木「さてっと…おまえら!こんなことしてもなにも変わらない、止めろ!」
紫陽花「そうだよ!落ち着いて話し合おうよ!」
異人C「うるさい!貴様らも異人の癖に何故そちらの見方をする!」
異人は炎の玉作りだし、直木達目掛けて放つ。直木は警備員を抱えて、紫陽花も回避した。
直木(俺らが異人?…そういうことか!)
直木は異人達が魔法に独占的であり、現人には扱うことができないって思っていると感じた。
直木「魔法を使えるのはもう異人だけじゃない!いずれ現人と異人…区別が着かない位に同じになる!その考えをやめろ!」
紫陽花が魔方陣を複数展開して、魔弾を放ち攻撃する。しかし異人は防御魔方陣を構築して魔弾を防ぐ。
異人C「魔法が現人も?…させない…させないさせないさせないさせないサセナイ!」
そう言い異人は周りのマナを取り込んでいく。その中には怪物、異人も取り込まれていってる。
直木「なんだ…」
紫陽花「でかくなってる…」
異人C「マホウハワタシタチダケノモノダー!!!」
異人の身体が変化して、ライオンになり胴体に翼を生やし尻尾は蛇に変わり首から山羊の頭が生えた姿、キマイラに変貌した。




