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18/21

18話 勘違い

なんかちょっと無理やりこじつけた感が………。

あ、次の投稿で今日は終わりです。21時くらいかな?その時に。

「化け物…なんて、初めて言われた」

「クッ!ゼイン!俺はこんな奴とは戦えない!俺はここを出る!!」

「………好きにしろ」

「ッ!!」


そうして眼鏡の男は走り出す。

チラッと横目で見ながら、男の頬は和らぐ。

が、俺がそんな危険なやつを見逃すはずはなく………。

通り過ぎようとしたところで腰に収めていた短剣を抜きそれを男に刺した。


「え?」


グサッと刺された男は、再び青ざめた顔で俺の方を見つめ、よろめきながら後ろに下がった。

刺さった短剣を抜き、そこら辺に捨てる。

指を俺の方に指した。


「お、お前ぇー!?な、なんで!?俺は……!!」

「ほんと、馬鹿かよ…。お前みたい奴を野放しにするはずないだろ。それで油断したところで殺られるのも面倒だったんでな。それにな()()()がいると困るんだよ」

「し、しし死ねぇえええええええええ!!【炎弾(ファイアーバレット)】」

「っち」


剣を抜いたと思えばそこから赤い魔法陣が現れ火の玉が複数出現し、俺の方に向かってくる。

1秒先の未来を見ているため、軌道がわかる。

魔法を撃つとはさすがに思っていなかったが。

熱いがギリギリのところで避けていく。

蒼月で切れるなら切っていきたいが万が一、それで爆発してしまえばそれこそ終わりだ。


避けていくうちに後方で爆発し、爆発音と爆風が背中から伝わる。

…やがて、魔法が終わり。

俺は接近する。


蒼月を抜き、狼狽えている眼鏡男に柄当をする。

男は気絶しその場で倒れた。


そしてゼインの方に向く。


「あとはお前か………」

「フッ、まさかここまでやるとは思わなかったな。けど、てめぇの弱点が分かったぜ。しかも、気づいてないときた。これは俺の勝ちだな」

「………知ってるか?それ負ける前の言葉だぞ」

「フン、俺は負けねぇよあんな連中と違って。それにお前人殺せねぇだろ」

「…………は?何言って」

「じゃあなんでお前は殺さないんだ。絶好の機会は何度もあるだろ」

「……………」

「ガキ、お前にいいことを教えてやる。俺を殺せないんじゃお前は俺に勝てない」


黒いマントを羽織っており、全身黒で覆われてるゼインが片手剣を抜きながら前に出る。

俺も蒼月を抜き、前に出ながら一言呟く。


「ひとつ、お前は勘違いしてる」

「なに?」

「それは後でわかるさ──ッ!」


共に接近し鍔迫り合いが起こる。

火花が散り、ギリギリと互いの力がぶつかる。

ゼインは1度距離を取り、足元に白い魔法陣が浮かび上がる。


「自己強化の魔法だ。スピードもパワーも段違いだ。簡単には死ぬなよっ!」

「…………」


いきなりゼインが消える。

とはいえ、俺は『時の目』で未来がわかる。

1秒先の未来が………だが。


右!!

左!!

下!!


ゼインの攻撃に反応するも防戦一方だった。


「クソ」

「ハハッ守るだけで精一杯だなぁ。ほら、どんどん行くぞ!!」

「──ッ!!」


さて、どうする。

ここままじゃほんとに俺は殺されてしまう。

しかも、やつのスピードはどんどん上がる。

一応、考えが無くはないが………これは賭けだ。

失敗すれば俺は死ぬ、成功すれば俺が勝つ。


やるしかないか。


「どうした?もう終わりか?お前となら楽しい時間を過ごせそうだと思ったんだがな。残念だ。そろそろ終わりにしよう。俺にはやることがあるんでな」


俺はまだ死なない。

『時の目』では死んだ様子はない。

倒れてもない。


ここか


神法の誓約(プレジネントアーツ)


────────────────────

能力・神法の誓約(プレジネントアーツ)


一日に3回だけ使用することが可能。法を決めることが出来る。ただしそれに見合うMPを消費する。

────────────────────


《法を決めよ》


頭の中にそんな言葉浮かび上がる。

そうだなぁ……………。

ではこうしよう。


《魔法、能力のその使用を全て禁止する》

《了承、必要な魔力を消費》

《足りず、生命力を魔力に変換》

《了承、カウンターを設置》


残り30000


突然、力が抜ける。

魔力が抜かれていると同時にカウンターが現れる。

これは、今の俺の魔力だが、生命力を吸われてるため頭が少しクラクラした。

それに魔力は全て消費された。


しかし、これにより能力共に魔法の使用を禁止した。

そして………。


「は?なんで………なんで!?」

「どうした?お得意の強化魔法は終わりか?」

「お前か………。お前がやったのかぁあああああああああああああああああああああ!!」


事故強化の魔法がなくなり不安になったのか声を上げながら剣を振り下ろしてきた。

だが、時の目がなくとも簡単に読めてしまうため、その剣を受け止め、弾いていく。


「クソクソクソっ!!お前さえ!お前さえいなければッ!!」

「残念だったな。……お前は俺に勝てない。」

「は?何言って………お前は人が殺せない。だから俺には勝てない!」

「………はぁ、俺はお前に言ったぞ。勘違いしてるって」

「は!勘違いも何もお前は殺せないだろ」

「周りを見てみろ」

「ハッ!周りなんて見たって気絶してる奴らしか───────へ?」


見ればそこは首が切れてる()()が転がっていた。

しかもそれは俺は気絶させたヤツらだ。

これにはゼインも驚きを隠せておらず、ありえないと叫んでいた。


残り25000


「ちなみ俺は剣術が使えるんだ」

「………………」

「剣奏流って言ってな。確実に相手を殺す流派なのさ」


それを聞いたゼインは頭を傾げながら俺に聞く。


「じゃあ、なんで気絶なんてさせたんだよ!?」

「そんなの、簡単だ。油断させるためだよ。俺は人を殺せないんだって。後な、門番みたいな奴ら、アイツらも死んでるぞ」

「そ、そんなッ!?な、なら!今までも本気じゃなかったのか!?」

「そういうことになる。ちなみに俺が使った剣術は剣奏流 三の舞 華扇(かせん)って言う」


この技は確実に相手を殺す2連撃技。

一撃目、人に見える攻撃で確実に急所以外を当てる。

それを当てたと同時に二撃目、鞭のように振るうことで一時的に音速を超える。

そこで首や急所に当てる。

しかしこれには少し問題があり、………時差で死ぬ。

まぁ、弱点でもあり強い所でもある。

だからこそ死んだことを悟らぬよう敢えて気絶させる。

今回はこれが功を奏した。


残り20000


「う、嘘だ嘘だ嘘だッ!?嘘に決まってる!俺が勝つんだ!俺が勝たなければいけないんだ!!」


まるで溜めに溜めていた物を吐き出すかのように俺に突進してきた。


「邪魔をするなぁああああああああああああ!?」


もう、いいか。

充分戦った。自分が今どれくらいできるのか分析もできた。



これで…………。


「終わりだ」





プツン




残り15000

読んでくださりありがとうございました。

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