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ちょっと間の抜けた記録者/A Slightly Hapless Chronicler A Hapless Chronicler in a Gothic World | JP & EN

♪ 愛の記録を任されたのさ……ちょっと翳ってるけど、まあ大丈夫♪

さて、記録に取り掛かるとしよう。


そして今日はなんと…ヒロインおひとりの記録の日だ。ボクは思わず、手を楽しく合わして、うっとりため息をついた。


…ああ、なんて可愛らしい。うんうん、ええっ、彼のことをそんな風に思っているのかい!?


ボクが上機嫌でペンを走らせていると、記録書に背後から、誰かの影が…落ちた。それが誰なのかって?決まっているだろう?


「…作者殿、記録は進んでいるかね?」

ボクのオーナー、景卿だ。今日も顔に影が落ちてる。元気そうでなにより。


「あ、これは…景卿!ええはい…確かに…すべて事細かに…記録は進んでいますよ…はい…。」


彼のなんとも整った指先が、ボクの記録書をなぞって読んでいく。ふふ、今日も彼のための記録をお気に召したようだ。…幸せそうで、良かった。



Right then, time to get on with the records.

And today, of all things... I have the heroine all to myself. I couldn't help clasping my hands together in delight and letting out a dreamy little sigh.

...Ah, how utterly adorable. Yes, yes... What? So that's how you feel about him?!

I was happily scribbling away when, all of a sudden, someone's shadow fell across the pages from behind me...

Who was it, you ask?

Oh, surely you know.

"...Author, are the records coming along?"

My owner, Lord Kei.

His face is cast in shadow again today. Splendid. He looks as well as ever.

"Ah! Lord Kei! Yes, indeed... certainly... Everything is being recorded in the most meticulous detail... yes..."

His remarkably elegant fingertips traced their way across the pages as he read.

Heh. It seems today's record has met with his approval as well.

...I'm glad he looks so happy.

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