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旅の薬売りと、不思議な飴/ The Travelling Medicine Seller and the Curious Drop | JP & EN

私も、同じですから、ね。

昔々、懐に重いものを抱えた男がおったそうな。


夜ごと、その“重いもの”は、男の肚へ、ずしりと乗った。


それでも、男は“重いもの”を、大事にしておった。


そこへある日、旅の薬売りが、通りかかった。


薬売りは、男を見るなり

「毎晩、肚が重いでしょう。

 これを、おひとつどうぞ。

 …少しは、軽くなるかもしれません。」


紙に、ひと粒の飴が、包んであった。



Once upon a time, there lived a man who carried something heavy close to his breast.


Night after night, that ‘heavy thing’ would settle upon his belly with a great weight.


Even so, the man treasured it dearly.


Then, one day, a travelling medicine seller happened to pass by.


The medicine seller took one look at the man and said,


‘Your belly must feel heavy every night. Here, have one of these.

…It may make things a little lighter.’


Wrapped in a small piece of paper was a single sweet.

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