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クリスタルの記憶  作者: 遊人
第6章 新たなる戦いの序曲
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第077話 謎の組織

■クリスタニア大陸 王都ロックハルト 行政府 会議室 アルフォード・ウィンザー


 会議室には、宰相であるオスカルさん、ロックハルトの4将軍、技術指導長の6名と僕が特別に召集がされていた。そして、ロックハルトと関係している超越者の状況や所在場所を確認した。後は、残りの魔人の対応を決めるという事だった。


 関係している超越者の状況。

 将軍 ビクター・アクセル(超越者:ロックハルト)

 将軍 クロノス・スティンガー(超越者:ロックハルト)

 将軍 ロックス・ウィルバルト(超越者:ロックハルト)

 将軍 アイランズ・スタイナー(超越者:ロックハルト)

 将軍 セレーナ・ロックウェル(超越者:パスティア基地)

 将軍 ガルシア・アルタイル(超越者:パスティア基地) 

 技術指導長 ダグラス・ワイズマン(超越者:ロックハルト)

 騎士団長 オルガ・アーサー(超越者:クルスタニア)※クリスタニア駐在武官

 冒険者 ウィリアム・バーゼル(超越者:ローランズで修業中)

 冒険者 アイゼル・グランドール(超越者:ローランズで修業中)


 この10人が、この王都ロックハルトと契約している超越者になっているようだ。この中で、5人とは面識があるが、僕の中でこのパスティア基地という場所には聞き覚えがない。それもこの会議の中で分かるだろう。


■クリスタニア大陸 王都ロックハルト 行政府 会議室 オスカル・シャロン


「それでは、戦った者から報告願いたい。まずは、ビクター将軍から報告してほしい。」


「ハッ。昨日の戦闘は、第2から第6が討伐隊として出陣しました。第2及び第3部隊の近くで、上位種が多く活動している事もあって、一時的に戦線を維持する事が困難になりました。予備隊と連絡を密しておりましたあので、交代はスムーズであります。途中に、この会議室にもいるクリスタニアの英雄殿に助けられました。」


「そうか。被害の方はどうか。」


「死者は347名。ケガ人は9372名です。現在は衛生部隊が魔法による治療をしております。」


「そうか。亡くなられた者の家族に連絡と見舞金を出すように、専門官に連絡を頼む。」


「ハッ」


「それでは、クロノス将軍の報告をお願いします。」


「ハッ。我々の部隊は町の影響が無い様にするための守備隊であります。守備隊の戦闘はありません。よって、怪我人はおりません。以上です。」


「では、予備隊のロックス将軍の報告をお願いします。」


「ハッ。私は、予備隊を率いましたが、ビクター将軍との連携の確認をしつつ。部隊の交代と怪我した者を町に後退させました。討伐隊は交代した時からビクター将軍の指揮下になります。また、途中から技術指導長とクリスタニアの英雄殿と最強種の討伐に向かいました。結果として、3人で撃退しております。しかし、この点においては、クリスタニアの英雄殿は何かの懸念が有るようです。」


「ダグラス殿からの報告はありますか。」


「儂の懸念は、ロックス将軍が言ってくれた。他には特にない。」


「近衛兵を指揮した、アイランズ将軍は報告願います。」


「ハッ。守備隊と同様であります。」


「分かりました。それでは、アルフォード君の懸念をお聞かせ願いたい。」


「僕は、アルフォード・ウィンザーと言います。よろしくお願いします。僕の懸念は、最強種に施されていた護符と魔法陣です。結果から最強種を倒したという話がありましたが、それには疑問が付きます。」


「疑問?我らは、君とダグラス殿の3人で倒したではないか。それが疑問とはどういう事なのか。」


「ロックス将軍。話を最後まで聞こうではないか。」


「ダグラス殿。すいません。納得出来なくて取乱しました。」


「うむ。彼の考えを聞こう。それからでも反論は問題なかろう。」


『すいません。突然こんな事を言ってしまって、ダグラスさんもロックス将軍も戦いに集中しておりました。私は守備役なので、戦いの全体を見ておりました。護符を取った瞬間でありますが、漆黒の竜は生きていませんでした。生気が無かったのです。』


「それは、まことか…いや、すまん。儂も取乱してしまった。」


『護符と取ると、魔法陣が光輝きました。これは護符を取った時に自爆するように何かしらの術が施されたのだと思います。そして、この護符のマークですが、このマークを知っている者はいませんか。』


 僕は、漆黒の竜に施された護符を机の上に出した。そして、それを見せたが、この中にこのマークを知る者はいなかった。そこで、宰相は過去の犯罪や組織を調べた事のある者をこの会議室に呼んだところ、組織の正体が分かった。


「そのマークは…?」


「これを知っているのか。」


「はい。この組織は、天使エンジェルアイズという組織です。」


天使エンジェルアイズとは、どういう組織なのだ。それは分かるか。」


「はい。この組織は、簡単に言えば冒険者ギルドの本家です。」


「本家…?」


 そう言って、歴史学者は天使の目について話し出した。

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