↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クリスタルの記憶  作者: 遊人
第4章 クリスタニア学園-魔人ガルト激闘編―
42/487

第042話 魔人ガルト対白狼戦士団(その2)

■クリスタニア大陸 クリスタニア クリスタニア学園 体育館 アルフォード・ウィンザー


 体育館に入るなり、僕は注目を浴びた。それでも僕はそれらを無視して、フレイア理事長にこの2人の看護を依頼する。そして、グレース先生に来てもらい。スリングさんの容体を確認して貰った。極めて危険な状況だそうだ…暗黒闘気の技は人体に悪い影響を与えるため、聖なる闘気で浄化しなければならないとの事だ。二人が運ばれた体育館の臨時救護所でフレイア理事長とグレース先生とで話している。二人とも光属性はないとの事だ。仕方がない。聖なる闘気を使おう。僕は剣を出して、ホーリーを唱えた。すると剣の柄にあるクリスタルが高速回転して、聖なる光が飛び出した。それをスリングさんとセレンさんに浴びせる。スリングさんとセレンさんの体に取り付いていた羽が落ちた。更にフレイア理事長がレストレーション2を使って、スリングさんの体力の回復を試みる。グレース先生を見た。セレンさんは早速だけど回復に向かっているとの事だ…しかし、スリングさんは、回復に向かっていない。後は彼自身の生命力に掛けるしかないとの事だった。僕はスリングさんを見た。まだ若い。20代後半か30代前半だろう。それでも僕は、この姿が他人には見えなかった。明日は我が身か…そう思うと、気持ちが凹んだ。僕は、再び、屋上に戻って、彼らの戦いを見届ける事にした。


■クリスタニア大陸 クリスタニア クリスタニア学園 屋上 アルフォード・ウィンザー


先程、二人を抱えて体育館にいってから30分が経過している。魔人ガルト対メインアタッカーのウィリアムさんとの戦いも第2ラウンドに突入した。空中戦で風の技が衝突する。ウィリアムさんのクリスタルファングは風属性のようだ…槍を振るう度に真空波がガルドを襲う。少しずつではあるがダメージを蓄積し始めた。それを見た作戦参謀のアイゼルさんが拳を天に掲げる。彼も超越者になった。そして手には美しい光を纏った鎌が現れた。水神の鎌を持って、飛翔魔法を使っている。ウイリアムが槍で牽制し、アイゼルが切りかかった。ここが勝負処と読んだのだろう猛攻が魔人を襲った。魔人もファングを躱すが、それに対応出来なくなったのか。肩に鎌の一撃が直撃ヒットした。そして、魔人が笑った…


■クリスタニア大陸 クリスタニア クリスタニア学園 闘技場 魔人 ガルト(狂える鳥獣王:◆◆)


こんな所で超越者がいるとは思わなかった。楽しいよ…実に楽しいよ…そろそろ遊びは終わりにしよう。そちらも超越者になったのだ…こちらも真の姿になる事が強者に報いる術だろう。人間の体の部分がライオスと同じように獣化した。更に翼が大きくなり、体も1.5倍くらいになっている。そして黒い闘気が吹き出す様に溢れている。これが俺たち魔人の最終形態だ…楽しませてくれよ諸君…


■クルスタニア大陸 クリスタニア クリスタニア近郊 オルガ・アーサー戦士団長


 やっと終わったか…残敵を掃討しつつ、撤退を開始する。後はお前たちに任せた。俺は魔人の方に向かう。くれぐれも遅れを取るなよ…そう指示を出すと、各部隊長から報告が届いた。犠牲は3名、怪我・重症者数は26名。俺はそれにそうかと答えた。戦いに犠牲は付き物だが…振り返っても死んだ者は帰ってこない。戦いはこれからが本番だ…そういって、クリスタニアの町に長距離移動ワープした。


■クリスタニア大陸 クリスタニア クリスタニア学園 屋上 アルフォード・ウィンザー


僕は、白狼ホワイトウルフ戦士団の戦闘能力を計測した。クリスタルファングを装備した事で、戦闘能力が上昇している。ウィリアムさんが、50,200まで上昇し、アイゼルさんは41,000まで上昇している。確かに超越者の能力は4万は下回らないというセバスチャンさんの考えは本当のようだ…魔人を見た、ついに本性を現したようだ、暗黒闘気が噴出している。戦闘能力は…?60,500…今まで見たことがない能力値だ…


 最終形態になったガルトは、ウィリアムを集中的に攻撃をしている。多分だが、ファングを出せる時間を魔人は知っている。ファングを出してから40分位が経過したころから戦いに変化がみられた。物凄い圧力がウィリアムを襲う。それに耐えきれなくなってきたのか槍での攻撃が少なくなっていた。隙を突かれて槍を手に取られる。動きを止められたウィリアムに直接、業火を嘴から放った。それを躱すが、今度は暗黒闘気を纏った拳がウィリアムに直撃して、上空から地面に叩きつけられた。超越者になった時の青白いオーラのお蔭で致命傷にはならなかったが、ここでウィリアムの超越者が解除された。ダメージによる強制解除…残る戦士はアイゼルさんのみになった。ここで、ウィリアムさんは戦闘不能の状況になった。そして、アイゼルさんは、一人になった事で絶望で顔を顰めた。


僕はおかしいと思う。戦闘能力は多少の差があるにせよ倍も違わない。それに最初の頃はガルトの方が戦力が小さかった。それなのに、戦えば段違いの強さだ…クリスタルファングでの攻撃についてはダメージを与えていた。しかし、彼らには直接的な攻撃しかない。ゼクス・ウィンザーのように技がない事がこんなにも不利になるとは…これでは僕の出番はもうすぐだろう。そして、僕も彼らと同じようなるに違いないと思った。僕にクリスタルファングがあれば…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。